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山崎side
「Aの部屋から例の傘持ってこい。現地で渡せ」
「はい!」
いつものようにパシられ、Aさんの部屋に向かう
副長が自らアレを使い
世侍を殺した人物だということにするのだそう。
自分がAさんの身代わりとなる。
___本当、不器用なお方なんだから
勝手に部屋に入るのは気が引けたけどお邪魔する
___何処にもない
すぐ目に付くはずなのに、部屋中見ても見つからない
「っ、そう言えば!」
俺は万事屋に車を走らせた
.
.
貴方side
「そろそろ僕は帰りますね」
「じゃあね新八君、お妙ちゃんによろしく伝えて」
夜ご飯を食べ終わって
新八君が家に帰ろうとして玄関の扉を開けた時
「Aさん!」
「山崎...?」
彼の額には汗が浮かんでる
「ジミーじゃねぇか、こんな時間に何の用だ」
「姉御2はこの通り無事ネ」
後ろから出て来た銀時さんと神楽ちゃんが言う
「傘、傘を貸して下さい」
「私の傘?」
「この事件にそれが必要なんです」
「何でわざわざそれが必要なんだァ?」
銀時さんが山崎に問いかける
「その傘が...
それを所持している真選組が狙われてるんです」
「...どうして?」
真意がわからない
「今回の組織、前々から世侍の傘を狙ってて...
彼を殺った真選組を、」
「何で言ってくれなかったの...?」
___山崎を責めたいわけじゃない
言ってくれなかった理由は大体予想がつく
お兄ちゃんが口止めでもしたんだろう
「連れて行って」
「...それは聞けません!」
「なら、これは貸さない」
「っ、貴方を危険な目に合わせたくないんです、」
山崎は震えて俯いた
「(山崎...)」
「...銀さん、神楽ちゃん、行きますよ」
「言われなくても分かってるヨ」
「ジミーとAちゃんも早く、行くぞ」
万事屋の3人は靴を履き、外に出た
「ちょっとォ!何してるんですか!
アンタたちはAさんの護衛を...!」
「ええ、そうです。
今からAさんを"護りに行く"んです」
「ついでにそいつら潰すネ!」
「後ろは俺らに任せろよ。Aちゃん」
頭をグシャッと撫でられ、階段を駆け足で降りて行く
その後ろを追いかけた
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アリス(プロフ) - 土方さんと夢主の掛け合いが面白くて好きです。続きが読みたいのでパスワードを教えて頂けませんか。 (2023年3月1日 18時) (レス) id: fa39a80a2b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - とても面白く読み入ってしましました^_^続編が見たいのですがパスワードを教えて欲しいです! (2023年1月15日 0時) (レス) @page32 id: 461476dfbe (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 初めまして(*^^*)とても面白くて一気に読んでしまいました(*Ü*)続きがとても楽しみです! (2021年12月16日 8時) (レス) @page32 id: 11788a0a7e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - すいません!続編を読みたいのですがパスワードを教えて欲しいです! (2021年5月20日 3時) (レス) id: 2d7922dff3 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 鬼嫁に番傘のパスワード教えてください! (2020年12月10日 18時) (レス) id: f59dac198f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なんぱん | 作成日時:2020年5月29日 0時