【銀魂】局長の妹は江戸のマドンナなり

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土方side


「(お通ちゃんの時みたいに拐われるような真似させないって言ったよな)」




Aはそう書いてある紙を見せた


みんなが一斉に唾を飲み込んだのがわかった

これは厠掃除の刑だな...(




「Aさんが真選組に向けてメッセージを送っています！私たちには見えませんが......」




__見られたら困る。

外であいつが一生懸命猫被ってるのがバレちまう




「ちょっと聞いてみましょう。すみませーん！あの紙には何て書かれてあるんですかー！」



けつの穴ァァァァァァァァァ！

なんて事聞いてきやがる！





「簡単に説明しやすと、"総悟助けて"って書いてありまさァ「ンなこと一言も書いてねェよ！」




総悟め、こんな時にまでふざけやがって...

もう一度Aに視線を向けると、紙の内容が変わっていた。





「(早くしねーとこいつら全員ぶった斬るよ)」




あいつ...こういう事になるとキャラ一変して手に負えなくなるんだよな

そうなる前になんとか、




「ダメだA！くそ、テメェら！
　早くAを返せ！全部お前らの為だ！」


「近藤さん、」




地面に膝をつき、拳を叩きつける

それを横目で見ながら打開策を考えていた









「行ってきまさァ」


「テメェ1人でか？」


「1人だけなんかじゃねェですぜ土方さん」





後ろからバイク音が聞こえ、その他にも明らかに重い足音





「どけェ！万事屋銀ちゃんのお通りだァ！」



大衆の人達を轢きながら万事屋がやって来た
って、人轢いてんじゃねェ！



「僕1人だけ置いて行くなんて酷いじゃないですか！」



引きずられながらもバイクにしがみつくメガネ



「姉御2は私が守るネ！」



デケェ白いのに乗って来たチャイナ

__万事屋3人と1匹が、Aを助けにわざわざ来た





「アンタはここで指揮っといて下せェ」



そう言うと、総悟はデカイのに飛び乗った



「総悟ォォォ！Aを頼んだぞォォォ！」





隣でバカうるせェ近藤さん


アイツらの後ろ姿を見ながら、健闘を祈っておく









「なんでお前がいるアル定春以上に私が拒絶反応出してるネ。半径2メートル以内入ってくんな！"密です"アル！」


「ンな事言ってる場合じゃねぇんでさァ。Aさんの所に早く行かねえと...大変なことになっちまう」



「お前、」

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