何万回だって、「君が好き」２

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さっき、準備ある言うて、
ばたばたしてやったんて、

もしかして、俺と繋がるため？


「・・・大毅が嫌ならええねんけど」


「嫌なわけないやん！
めっちゃ夢見てたわ！」


食い気味に言うてもうてから、
めっちゃ恥ずかしなってきた。


「・・・俺も」


「え？」


「俺もずっと大毅とそうなりたいなって」


「ほんまに？
とも、そんなこと考えてたん？」


「あかんの？」


「あかんわけないっ。
めちゃめちゃ可愛えっ。
嬉しい過ぎて、今、死んでももうええ」


「死んだらあかん。
俺、一人になってまうから」


「そやな。
とものそばにずっとおるよ」


目が合うて、急激な照れに襲われたんか、
ともは、俺に背中向けてもうた。


カラダ隠すためにシーツ被ってさ、
その姿が、ほんまもんの天使。


その天使を包み込んで、
ゆっくりと俺の方向かせて。

甘ったるいキスを交わす。


ともとひとつになって、
溶けてまえたら、幸せやのにな・・・









もうこれ以上は惚れられへんって、
そう思ってたのに。


ともに触れて、
ともの中に入って繫がった瞬間、

確かに、
俺の知ってる限界のその先が見えた。


「とも、痛かったやろ？
ごめんな」


「ん、へーき」


いちごミルクの紙バックを両手で包んでる姿が、
またまた罪作り。


ファンのみんな、ごめんやで。

俺が雑誌から抜け出したような、

いや、違うな、

無防備で素で、
それでいて一番可愛ええ瞬間の、

神ちゃんを独占してて。


「無理させたんちゃう？」


「大毅、嬉しかった？」


「当たり前やん。
嬉し過ぎて、溶けそうやで」


「俺も嬉し」


ちゅって、ともからキスしてくれた。

甘ったるい香りが、ふっと鼻先を掠める。


もう一回、俺からしようとしたら、
ふって、そっぽ向かれた。


「大毅は、
俺とはもうシたくないんかな、って。
悩んでてんで？」


照れてるみたいで、耳まで真っ赤っか。


「なんでそうなんの？
俺、めちゃめちゃ我慢しててんけど」


「やから、なんで我慢するんか、
ちっとも分からへんやん！」


ぷうって膨れたほっぺた。

あんまり可愛いて、
唇で押すようにして、その膨らみにキスしたった。

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