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「おかえりなさ〜いトイレ混んでました？」
「……」
「Aさん？」
「別に」
「……」
「あのっすいません…！」
さっきの女の子達が宣言通りやってきて、私は背を向けて整頓してあるパンフレットをまた整頓し直す
「さっきは組み立てありがとうございました！すごく
助かりました！」
「あぁいえ」
「あの、それでお礼と言ってはあれなんですが、良かったらランチご一緒しませんか？」
「この辺美味しいお店あって！ね！」
「うんうん」
二人に詰め寄られた須藤は多分いつもの営業スマイル
「ありがとうございます。でも…」
「あ！ランチが難しかったら夜とかでも！…それか、
あの、今度でもいいので良かったら連絡先とか…」
……。
「すみませんランチはお客さんと行く事になってて、
夜は彼女とデートなんで。」
「あ……、、、そう、ですか…」
「わざわざお気遣いありがとうございます。お気持ちだけありがたく頂きますね」
「あ、はーい……」
二人組は静かに去って行って
「Aさんそれもういいっすよ」
「……」
「Aさん？」
「……うん」
「……」
パンフを置けば
横に来た須藤が頭をかいて小さく呟いた
「……嫌でした？…彼女、って言われんの」
覗かれた目がまた私の真ん中を見て
「別に…、てか相変わらずモテますね〜そして断り方も慣れてますね〜！」
「前より楽かも」
「？」
「彼女いるからって言えるんで」
「……。良かったね楽になって」
「何か怒ってます？」
「怒ってない！」
「じゃあ本当に今日デートしません？ご飯じゃなくて
今日は…」
「行かないっ！！……じゃなくて、行けない、今日は
ちょっと、」
「じゃあ週末…」
「週末も、無理」
「じゃあいつなら空いてます？」
「………、」
「あ。」
声に顔を上げたら須藤の手がまた私に伸びてきて
「っ！！触らないで…っ！！」
私に払われた須藤の手はゆっくり指をさして
「……まつ毛ついてます」
並べられていたパンフレットは床にバラバラと散らばっていて、それが私達みたいだった。
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南季(プロフ) - まきさん» まきさんありがとうございます…( ；∀；)！とても励みになります！須藤推し嬉しいです♪ もうしばらく続くので楽しんで行ってください♪ (4月23日 21時) (
レス) id: 83dd2f72dd (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 須藤推しだったので空の街、噛みしめながら読んでます！大好きです！ (4月23日 15時) (レス) id: 9a3630dfde (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんお久しぶりですー！！ありがとうございます♪こちらは多分短編になると思いますが、またしばらくお付き合い下さい(*^^*)♪ (2023年3月31日 6時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 南季さん！♪お久しぶりですっ！！また作品を見られてとても嬉しいです！！ (2023年3月31日 6時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆきまる。さん» ありがとうございます。そんな風に思ってもらえて私も嬉しいです。ゆきまる。さんのペースで、ゆっくりゆっくりいきましょう(*^^*) (2023年3月30日 22時) (レス) id: ac06fc7024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2023年3月26日 21時
