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▽ヒミツの香り(Kazuya side) ページ48

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「おーはしくん、なんか付けてる?」



今日の舞台終わり、楽屋に遊びに来ていた流星が、
俺の髪を嗅ぎながら聞いてきた。


「うん?トリートメント付けてる〜」

鏡前に置いてあるトリートメントを指さす。

「え〜!女性ものやん!珍しい〜!」

可愛らしいパッケージに、目をキラキラさせながら、
それを手に取り、勝手に蓋をあける流星。

「めっちゃええ匂い〜!自分で買ったん?」

「え〜?ナイショ〜!!」



いつもなら細かく話すんやけど、これだけは秘密。

誰にも真似されたくないねん。


頬を膨らます流星を見て、ケタケタと笑った。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



まだ、舞台の稽古が始まったばかりの頃。

その日は、メンバー各々に仕事があり、
稽古の途中でひとりふたりと出て行ってしまった。

最後に残ったのは、俺とAやった。

「A、帰り送ってくで〜」

「ありがとうございます!」

着替えを持ったAは、シャワー室へと足早に消えていった。
俺は、その場でサッと着替えを済ませて、Aが来るまで床に寝転ぶ。


ひんやりとした床が気持ち良い。



目を閉じて、今日の稽古を振り返ってみる。



あのセリフどう言おうかなぁ。

立ち位置どこやっけ?



頭の中で稽古の場面を思い出していると、
ふと、鼻先にふわっと良い香りがした。


パッと目を開けると、
Aが心配そうに上から覗き込んでいた。


「わっ!!ビビった〜!!」

「すごい難しい顔してましたよ」

反動で飛び起きた俺を見て、おかしそうに笑うA。

「戻ってきたんやったら起こしてや〜」

もう、、と文句を言いながら、荷物を手に取る。




ふと、Aの横を通った時に、またあの香りがした。

「A、なんか付けてる?」

好奇心から、無意識にAに顔を近づけ、
髪の香りを嗅いでいた。


「わっ……えっと、トリートメント…付けてます…」


だんだん大人しくなるAの声を聞いて、
肩にかかる髪の毛を1束すくい、鼻に近づける。


「ほんまやぁ、めっちゃ良い匂い…」

「あの…大橋くん…」

「んー?」

「近い…です…」

「…えっ!ごめん!!」


ハッと我に返り、慌ててAから離れた。

真っ赤になるAを見て、自分まで赤くなってしまった。




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設定キーワード:なにわ男子 , 紅一点 , 関西ジャニーズJr.   
作品ジャンル:タレント
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えてろ(プロフ) - やしのみさん» 感想ありがとうございます!楽しみにして頂けて嬉しいです〜( ; ; )細々と更新していきますので、また読んでやってください! (2月14日 22時) (レス) id: e9b441f8ec (このIDを非表示/違反報告)
やしのみ(プロフ) - とても好きで、何度も読み返しています。お気に入りは、雑誌撮影のお話と、ギャル美ちゃん回です。これからも更新を楽しみにしています! (2月14日 21時) (レス) id: 2d633d615a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えてろ | 作成日時:2019年6月19日 0時

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