なにわは ¨ 男女 ¨ になります。 03 (ページ22)

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和「俺はね、人混みの中で離れそうになるのを
離れへんように引き戻すっていうやつ！」

大「やつ！が気になるけど、
はい行きますね、よーいアクション」

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¨ 隣同士に並んで歩く演技をする大橋と倉田A ¨

和「人多いなー」

「そうだねー…わっ」

和「っ、A…！」

わざとはっすんから離れるようにふらついたら、
腕じゃなくて手を掴まれて引き寄せたと思ったら

ニコッと微笑むはっすん

「 …っ、ごめん、ありがとう」

和「 Aは油断したらはぐれそうになるなー」

子供をあやすような優しい口調で話しながら、
わたしの頭を撫でてくる

和「このまま手ぎゅってしてて？
迷子になったら誰かに絡まれるかもしれんし…
やから、この手は絶対に離したらあかんで？」

「っ、うん」

もー、照れへんの！なんて言いながら、
掴んでいた手をぎゅっとしたところで

大ちゃんのストップがかかった

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大「めっちゃいい～～～ッ」

流「大ちゃんがキュンとしてる」

大「キュンときちゃいましたー
お次は丈くんですね！」

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丈「俺は本気で一位狙ってるから、まあ見てて」

大「テーマ説明なし！ドキドキやなー、
それでは、よーいアクション！」

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¨ 手を広げて微笑む藤原とその前に立つ倉田A ¨

丈「 A、そのまま前に二歩進んで？」

「ん、これでい…っ」

二歩前に進むと、言葉を言い切る前に
優しく温かく丈くんの腕に包まれる身体

丈「他のやつがAに向けて手広げて、
こうやってしてても今みたいに近づいたらあかんで？」

「じょ、くん…っ」

丈「そんな顔赤くした姿、絶対に俺以外に見せたらへん」

そう言って、
身体を離す瞬間に頭を荒っぽく撫でてくる丈くん

たまらずそこで大ちゃんのストップがかかった

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和「なに今のー！なんかドキドキした」

道「お客さんもキャーって言ってましたね」

恭「丈くんがボケませんでしたね」

大「本気で一位狙ってきてるで、これ」

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