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武道「よし」
1日だけ、姉ちゃんを助けるために未来から戻って来た。今回することは姉ちゃんを助けることだけだけど、直人も応援してくれた。
直人、姉ちゃんに懐いてたもんな。
今まで週末は未来にいたから、俺にとって十何年ぶりの声だ。
震える手で電話をかけた。
貴方『もしもし？ どうしたの？ 電話なんて珍しい』
久しぶりに聴いた声に、自然と胸が熱くなる。
ああ、そうだ。この頃の俺、姉ちゃんに対して素直になれなくて、メールは良くてもあんま電話はしてなかったんだ。
武道「ねえ、ちゃん」
貴方『うん？』
詰まった声になってしまった。姉ちゃんこういうの鋭いのに。
優しい、心地いい、意外と好きだった姉ちゃんの声。
武道「あし、明日、外に出ないで欲しい」
貴方『え……？』
出かけた涙を堪えようと変に吃ってしまったが、ちゃんと言えた。
唐突な話だから、姉ちゃんは困惑してるみたいだ。まあそりゃそうか。
武道「兎に角明日は危ねぇんだ、出ないで欲しい！ お願いだ！」
でも、お願いだ。変に思っても、怪しく思っても、どうか外に出ないで家にいて欲しい。
貴方『どうして？』
うっ。あ、えっと、うん、えーっと、
武道「あ、えっと、その、姉ちゃんの通学路！ そこに危ねぇ不良が行くって噂なんだ！」
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swl(プロフ) - 安蒜 佑さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです！今後とも拙作をお楽しみいただければ幸いです。 (2022年10月7日 18時) (
レス) id: 9ed30af1dd (このIDを非表示/違反報告)
安蒜 佑(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page6 id: 789e459cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mol/L | 作成日時：2022年9月30日 22時
