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イザナ「なぁ。お前って、どこにも所属してねぇんだよな」
貴方「凄い嫌な予感する」
真一郎「おぉ、そうだぞ、フリーだ」
貴方「おいこら真一郎」
イザナ「そうか。じゃあ俺んとこ入れ」
貴方「やっぱり！ ごめんだけど断る。私そもそもヤンキーじゃないし」
真一郎「いつも言ってっけど説得力ねぇ〜」
貴方「超絶あるから。私ちゃんと手出されるまで出さないし免許取るまで乗ってないしタバコも酒もしてないし学校も行ってるのに！」
真一郎「真面目だな」
貴方「だからヤンキーじゃない」
イザナ「……そんな格好してるのに？」
貴方「これはもう自衛。身バレ防止」
真一郎「なんで身バレしたくないんだよ、頑なだなぁ」
高校入れたし良いっちゃ良いんだけどここまでくるとさ、ね。それにちょっとバレたら困るような方がいっぱいいるから。
イザナ「……諦めねぇから」
貴方「諦めて欲しい」
やだよ私を引き込もうとする奴多過ぎるよ。
イザナ「なんて呼んで欲しいんだ？」
貴方「好きなように呼んでよ。恥ずかしいのは嫌だけど」
イザナ「……ヨル」
貴方「分かった。綺麗な呼び方してくれて嬉しいよ」
あ、照れた。可愛い。
真一郎「なー、俺忘れてねぇ？」
貴方「忘れてないよ」
一晩語り明かした。
最近まで兄弟喧嘩してたとか、大荒れだったとか、そろそろチームを作ろうと思ってるとか、いっぱい。
貴方「黒龍って、真一郎の？」
真一郎「あぁ」
なんでも黒龍を継いだは良いものの、あんまり良く思ってない万次郎君にも継がせると聞いて荒れたんだそうだ。
それに加えて幹部に2名ほど悪どい奴もいて、色んな悪事に手を染めたそうな。
極悪とすら呼ばれて、思考はどんどん捻れていった。
それを真一郎がぶっ飛ばして目を覚まさせて、でも万次郎君とは喧嘩したまんまらしい。
血が繋がってないことも、万次郎君のことも、飲み込めないこともたくさんあるけど、真一郎と一緒にゆっくりやってくつもりだそうだ。
上手く行くと良いね。
ゆっくり仲直り出来れば良いけど。
今でも精神状態は良いわけではないらしい。真一郎が心配気で、でもイザナ君はそれが嬉しいみたい。
なんていうか、あれだ。メンヘラ。病み病み。
貴方「まあ、うん、穏便に済むといいね」
イザナ「万次郎とはぜってぇ仲良くならねぇ」
貴方「はいはい」
後日懐かれることになる。
猫ちゃんかよ。
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swl(プロフ) - 安蒜 佑さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです！今後とも拙作をお楽しみいただければ幸いです。 (2022年10月7日 18時) (
レス) id: 9ed30af1dd (このIDを非表示/違反報告)
安蒜 佑(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page6 id: 789e459cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mol/L | 作成日時：2022年9月30日 22時
