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貴方「まあ早々巻き込まれないよ。それに私も守るし」
綾香「きゃー、イケメン！ 抱いて！」
貴方「それは好きな子のために残しとかない？」
綾香「Aのこと好きだからOK！」
貴方「私も綾香好き」
綾香「きゃー！」
なんでこんな可愛いのに、あんなドキツい薄い本描けるのか。
マジで見た目からは一切想像出来ないけど、この子に一回情報媒体の前に立たせたら分かる。ネットに文字で書き込むとなった瞬間、モブおじもビックリな変態が登場する。ヤバいよあれは。
そういうとこも面白くて好きだけど。
きちんと綾香を家に送り届けて道を進む。
あれ殴り合う音聞こえるなぁと覗いたら、うん。武道達である。
貴方「ちょっと大丈夫？」
武道「え、姉ちゃん？」
龍宮寺「あ、なんで？」
うわっ、凄い出血量。応急手当てくらいしよう。
黒服の子達と五人衆の皆が戦う後ろにいた2人をパッと見て、武道も心配だけど龍宮寺君がヤバいのでそちらを優先することにする。
貴方「動かないでよ」
龍宮寺「あ、ちょっと」
叔母さんのお下がりの着物は流石に破れないなぁ。まさか出会すと思ってなかったから。
貴方「武道ごめんよ」
武道「え、あ、うん」
やろうとしたことが分かったのか大人しく服を引き裂かせてくれる。
取り敢えず止血だ。
貴方「武道は腕、心臓より上ね。切り裂いといたから自分で腕縛って」
武道「あ、うん、分かった」
応急手当てをしているうちにサイレンが聞こえ、黒服連中は立ち去っていく。
マジでこの怪我で動けてるとか意味分からない。タフな奴って本当怖いわ。
千堂「どっすかAさん」
貴方「微妙」
龍宮寺「……すんません、ありがとうございます」
貴方「良いから喋らないで」
日向「こっちです、早く！」
声の方を向くと日向ちゃんとエマちゃん、救急隊員の姿が見えた。
武道と龍宮寺君の乗った救急車を追いかけて病院へ行くと、武道から心肺停止、非常に危ないと聞かされた。
エマ「嘘だよ、嘘って言って。怖いよ、ヒナぁ」
日向ちゃんに泣き縋るエマちゃんを、日向ちゃんごと抱き締める。
三ツ谷「タケミっち！ ドラケンは！？」
大丈夫、大丈夫、と小さく囁き続ける。
私は確証を持てるけど、この子達にとって確証のない言葉でも、どうか慰めになるように。
エマ「うっ、マイキー」
来るの早いな。
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swl(プロフ) - 安蒜 佑さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです！今後とも拙作をお楽しみいただければ幸いです。 (2022年10月7日 18時) (
レス) id: 9ed30af1dd (このIDを非表示/違反報告)
安蒜 佑(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page6 id: 789e459cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mol/L | 作成日時：2022年9月30日 22時
