暗殺者の弟は泣き虫ヒーロー part１【東京卍リベンジャーズ×暗殺教室】 (ページ42)

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自律思考固定砲台ページ42

翌々日、律が改良されていた。

貴方「なるほど可愛らしい。平面なのに自由に動いて喋るって強い」

　未来のVtuberみたいな感じだろうか。3DCGになる日も近いな……。
　今が2004年なので、随分先だけど。なんとまだiPhoneも生まれてないのだ。キツい。でも世界最先端って凄いね、iPhoneのないこの時期に人工知能がスムーズに会話している。

竹林「是非とも他のアニメキャラでも見てみたいものです」
貴方「だね」

　でもなぁ。
　健康被害も学習阻害も気にしないようなマスターが、この子を大人しくこのままにしておくはずがないんだよなぁ。

　アニメならどうなってたんだろう。この現実では、どうなるのだろうか。

貴方「無事だと良いけど」

　もしもまた戻ってしまうのならば、きっとすぐに出て行ってしまうだろうし。

赤羽「あいつがこれからどうするかは、あいつを作った持ち主が決めることだよ」

　横から聞こえたその言葉に心で同意しつつ、今はまだただただ可愛らしい彼女を見る。
　うぅん、美少女。箱推しの私は萌えポイントもたくさんあるので軽率に推してしまう。

烏間「彼女を縛って壊れでもしたら、賠償を請求するそうだ」

　そしてやっぱりこうなるわけだ。
　何そいつ舐めてんの？この教室もこの子もなんなら私達すらただの道具としてしか見てないな？ふざけてんねぇ。

　ていうか、賠償は私達の方が欲しい。特に健康面！耳痛いし絶対聴力落ちたし頭もズキズキするんだぞ！？

　ーーバンッ

　横からの衝撃に備えて耳を押さえていると、ひらひらと舞い散る花弁が目に入る。
　見てみれば飛び出して来ていたのは銃ではなく花束らしい。

貴方「はぁ」

　良かった。

貴方「いった」

　耳本気で逝ったかもしれない。