５７*うちの1番の古株 ページ7
主の減り続ける気をどうにかしようと
助けに入った全員で気を送ったけど
そんな事しても穴の空いた風船に空気を送っているようなものらしい
『あー…やっぱり咲いてないよね…』
「当たり前じゃん、まだ冬だよ？桜が咲くのは暖かくなってからなの」
そうだよねーと弱々しく笑う主を見ていると
泣きそうになる…
今朝はあんなに元気に笑ってたじゃん
もうあの笑顔は見れないの…？
『桜…みたかったんだけどなぁ…』
「…見たいなら…消えないでよ主…」
だめだ…泣き顔なんて見せたくないのに
我慢できない
「俺を…置いていかないでよ…A…っ」
溢れだしてしまった涙を拭うように俺の顔に触れる手には、もうほとんど力はこもってなかった
『私ね、審神者になって…本当によかったって…思ってるよ。皆に会えた…加州くんに出会えた』
「…っ俺も、Aに出会えてよかった
主がAで…凄い幸せ」
"幸せだった"とは言いたくない
過去になんてしたくない
『それは…嬉しいなぁ…
加州くん…沢山たくさん、支えてくれてありがとうね…
次に主になる人の事も…沢山支えてあげて…』
「次の主なんていらない！
俺の主はAだけでいいから…！他の奴なんて…っ」
A以外の主なんて認めたくない
でも…そう言った俺を見つめるAの目は
凄く悲しい目をしていた
『ダメだよ…主が居ないと…加州くん刀に戻されちゃうかもしれない…
刀に戻ったら…出会った時の事も…私の事も皆の事も全部忘れちゃう…
それに…私が居なくなって…
加州くんまでも居なくなったら
皆が…悲しむよ』
「でも…でも俺…Aがいないと…」
「バカ清光！！いつまでも主に甘えてるんじゃない！！」
聞き慣れた声
振り向くと安定とこの本丸の奴らが集まってきていた
「A、安心してくれ
加州の旦那の世話は俺達がちゃんとしてやるからな」
「ほんっと、このバカは一人じゃ何にもできないからなぁ」
「A姉は何にも心配しなくて大丈夫ですよ」
「だからほら
そんな悲しそうな顔しないでよA」
「弟が1人増えるようなものさ、一番てを焼きそうですけどね」
主を支える俺に群がるように近づいてくる奴ら
何これ、このままじゃ俺…
かっこ悪い
「…あーもう！何なのこれ
何で俺世話される側になってんの
ここの一番の古株は俺、加州清光だよ」
「なら、古株らしく
しっかりしてもらわないとね清光？」
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のぞみ - もっとイチャイチャさせてください！ (2017年2月10日 13時) (
レス) id: 454f118451 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - モノリスさん» コメントありがとうございます！や、ヤバイですか(o゜◇゜)こちらの番外編はたまーに更新するので、是非また読みにきて下さいまし(*´ω｀*) (2016年12月24日 4時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
モノリス - これはヤバい(T ^ T) (2016年12月24日 0時) (レス) id: 63f656717a (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - 朱羅＊ゆうねぇ＊さん» いつもありがとうございます(*´ω｀*)もう書きたい衝動が抑えれなくてこんな感じになってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました！！これからもよろしくお願いします(。・ω・。)ゞ (2016年12月4日 11時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
朱羅＊ゆうねぇ＊(プロフ) - ぽにあさん» わぁい！続くんですね！これからも楽しませてもらいます( *｀ω´) (2016年12月4日 11時) (レス) id: 1f4c6477ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽにあ | 作成日時：2016年12月3日 2時
