６１*全てが桜色 ページ11
「よし…じゃー花見の準備でも始めようか安定」
本当はAと一緒にしたかった花見だけど…せっかく主が珍しく前もって、計画たててくれてたみたいだし
「よし！！今日は俺も手伝うかー…」
「えー主がやったら手伝うどころか、その場めちゃくちゃになるじゃん」
「清光言い過ぎ…あれ？主どうかした？」
安定の言葉に振り向くと
木の方を向いたまま主が固まっていた…
よく見ると手に何か持っている
さっきまでは何も持ってなかったのに
「おいおいおい…マジか…」
「え？主それ…刀…？」
主が手に持っていたのは刀
見た感じ脇差しっぽいけど…ただ脇差しにしては少し長い…でも打刀にしては小さくない？
そんな思考を巡らせていると主が突然大声をあげだしおもわず耳をふさいだ
「清光！！安定！！
俺…っこの子顕現してもいい！？」
「「…はい？」」
「どうした！！何か面白い事でもあったか！」
「主！！！今の叫び声は…」
ほらーあんな大声だすから、みんな何事かと思って集まって来ちゃったよ…
そんな事おかまいなしに、主は手に持っていた刀を前に差し出してすごい嬉しそう。
「いいところにきた！！
皆！今からこの子顕現させるからな！」
「……主？この…この刀をどこで！？」
「いち兄…っあの刀…あの刀！！」
その刀を見て一期一振が騒ぎだすと
粟田口全員が今にも泣きそうな顔をしながら身を乗り出してまで刀を見ている
この刀は粟田口って事…？
あー…そういえばAも粟田口………
「…待ってそれ…その刀ってさ」
「お！清光も気がついたか
…ほら、持ってみろ。」
手渡された刀
触れた瞬間に確証のなかったその考えが間違いじゃないと…確信した
粟田口の短刀たちも俺が持っていた刀に触れ、我慢していた涙が溢れ出ていた
安定も、一期さんも、この場にいる奴全員が
刀から感じる懐かしくてあたたかいその気に表情が弛んだ
「…っ主……お願…い…します…」
くそ…胸がつまってまともに言葉がでない
顕現される前からこんなじゃ…笑われそう
俺から刀を受け取った主が
気を送りはじめる…
淡く桜色に光る刀
まわりには桜が舞う
『A藤四郎です。女性でも扱える刀をと打たれたので従来の刀のような重みはありませんが、そのぶん扱いやすさは天下一品ですよ……って
うわああ！！』
雪崩のように重なりAに抱きつく俺達
みんな久しぶりに心のそこから笑っている気がする
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のぞみ - もっとイチャイチャさせてください！ (2017年2月10日 13時) (
レス) id: 454f118451 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - モノリスさん» コメントありがとうございます！や、ヤバイですか(o゜◇゜)こちらの番外編はたまーに更新するので、是非また読みにきて下さいまし(*´ω｀*) (2016年12月24日 4時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
モノリス - これはヤバい(T ^ T) (2016年12月24日 0時) (レス) id: 63f656717a (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - 朱羅＊ゆうねぇ＊さん» いつもありがとうございます(*´ω｀*)もう書きたい衝動が抑えれなくてこんな感じになってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました！！これからもよろしくお願いします(。・ω・。)ゞ (2016年12月4日 11時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
朱羅＊ゆうねぇ＊(プロフ) - ぽにあさん» わぁい！続くんですね！これからも楽しませてもらいます( *｀ω´) (2016年12月4日 11時) (レス) id: 1f4c6477ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽにあ | 作成日時：2016年12月3日 2時
