SEVENTEENの問題児3 (ページ12)

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JS「あ、みんなにおみやげ買って帰らないとね。忘れてた」

『あ、そうだった！明日帰りの空港でお菓子とか買いますか。時間あるかな』

JS「そうだね。えーと、飛行機の時間がX時だから、逆算してホテルを出るのが･････」

って言いながらオッパが缶をサイドテーブルに置くから、私もそれに倣おうと缶を持って立ち上がったんだけど、何もない床でぐきっと躓いてしまい、

JS「っ！、危ないっ、」

咄嗟に助けようとしてくれたオッパに──────バシャッと掛けてしまった。

こここここここここ、コーラの残りを･･･････

JS「･････････････、」

『･････････････す、』

すみません、と言いたいけど口も身体も固まって喋れない。

しかも今、勢い余ってオッパを下敷きにしてしまってる。ベッドの上で。
仰向けのオッパに跨るみたいに、四つん這いで。

オッパの顔･･･････

それにガウンの胸元にも思いっきり掛かってしまってい･････る･･････

終わった。

JS「･･･････････」

『･･････････』

濡れたまま目が点になっちゃってるオッパ。
どうしよう。

ベッドにも････････コーラの染みが･･･････････無数に････････

っていうか、はだけちゃってる、ガウンの前身頃が。

衝撃で胸元を掴んでしまったのか、ほぼ全開で見えちゃってる。
オッパの胸板が、腹筋が。

本当にすみません！！！！！！！！！！！！(心の声)

オッパと目がかち合ったまま、逸らせない。
お互い見つめ合う事数秒経過。

JS「と･････、」

『は、･････はい』

JS「とりあえず、･･････退こうか？」

『はいっ！！！！』

ガバッ！と勢いつけて立ち退く私。
その傍らで無言のままのっそりと手をついて上半身を起こすオッパ。

怒らせたらいけないってさっき誓ったばっかりなのに、私って奴は･･･････

床に転がってるコーラの缶が憎い(八つ当たり)

『･････あの、オッパ、本当にごめんなさい。わざとじゃないんです･････』

JS「当たり前。わざとでやる人いないでしょ」

感情が読めない声で淡々と言うから、怖くて顔を上げられない。
怒ってますか････怒ってますよね。

JS「怒ってないよ。びっくりしたけど･････」

私の心を読んだみたいな事を言うオッパ。
どうしたらいいかわからないけど、とにかく謝るしかない。