7話 ページ8
「これは、酷い。」
思わず呟いてしまった。
「兄…さま、だい、じょう、ぶ？」
そう言いながら崩れ落ちる女子高校生。恐らく白かったであろう服が背中だけ真っ赤に染まっている。
「ナオミ、ナオミ？ど、どうしよう敦君。ナオミが…。」
女子高校生さんの名前がナオミさん。
白髪の少年が敦さんと言うらしい。
ということは置いといて。
路地裏が思ったより修羅場で驚いている。この街どんだけ物騒なんだよ…。
いても不良くらいかと思ってなめてた。
私は頭の中で選択肢を思い浮かべた。
▶逃げる。
▶助ける。
普通は逃げたほうがいいんだろうな。だけど、私は死ぬ前にこう願ったからね。
「どうか来世では人を助けて上げる側につかせ
てください。」
これ逃がすの手伝ってあげたら、当初思ってたよりも壮大な手助けになる気がする。なめてる訳じゃないけどあの銃をもったお姉さんくらいなら倒せる気がする。
今幼女だからちっさいし体軽い。早くないし力も無いけど、頑張ればあの人たちが逃げる時間くらい稼げるし、適当なところでひく事もできるような…？
私思えば前の記憶あるから幼女としては最強じゃね？なんて馬鹿なこと考えながら、
「人生初の人助け、開始っ！」
そう言って私は修羅場に飛び込んだ。
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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (
レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します！！私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです！私も頑張ってみようと思ってみました！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ麻呂（とよ） | 作成日時：2019年1月26日 20時
