2話 ページ3
目を開けると最初に目に映り込んだのは見慣れない天井。次に映り込んだのは畳。私は知らない和室の中で寝転んでいた。長い間畳の上に寝転んでいたのかちょっと体が痛い。…ん？痛い？
私死んだんじゃ無かったっけ？
疑問に思って起きあがり、自分の体を見た。
手はもみじみたいにちっさい。髪の毛は綺麗な銀髪だ。長袖の白のワンピースを着ていて、水色のカーディガン(いやこれはマントだな)を…。
ツッコミどころ満載だ。こんな姿では無かった筈だけど。ていうか体がちっさい。幼児並みにちっさい。一体何が起こっているのか。私はしばし思案する。
実は私は死んでいなかった。
いや死にました。夢にしては酷いくらい痛かったです。そもそもこんな姿じゃない。
じゃあ…誰か別の人に乗り移った。
んな非現実的な事あるか。じゃあ私に乗り移られた人の人格どこいったんだよ。
転生？
転生…。なんで記憶あるんだよ。でも記憶云々無しにしたらあり得るかも…？
結局結論が出ないまま私は頭を抱えた。取り敢えずそれは後回しにして、私は探索を開始した。
部屋には何もおいていない。というかちょっと埃っぽいような。現在の時刻は部屋に時計が無いため分からないが、障子を開いて部屋に一つだけある窓から外を覗けば、サラリーマンが慌てて走っていたり、学生が歩いていたり。多分時間帯的には朝。朝、か。
ぐぅぅぅぅぅ〜とお腹がなる。
お腹が空きました。ペコペコです。リビングか台所に行って、恐らくいるであろう母親に言えばご飯を貰えるだろうか。
母親、ねぇ。
母親…ねぇ。(´Д｀)ﾊｧ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (
レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します！！私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです！私も頑張ってみようと思ってみました！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ましゅ麻呂（とよ） | 作成日時：2019年1月26日 20時
