13話 ページ14
ボロ出した。だが、後悔は無い。
私は人を助けたんだ！たとえ幼児らしからぬ行為だと人に変な目で見られようとも！
たとえ気味悪がられても！
悔いは…ない！
「ちょっと待って！この世の終わりみたいな顔しないで(；・∀・)
別に変な目で見てる訳じゃない、ただ単純に凄いなぁと思っただけで！」
「そう思って出てきた言葉が、『ふむ、君、何者だい？』ですか！？別にどこの組織にも属してない、平凡な家出幼女ですよぅ！」
平凡な、家出幼女。ちょっと違うけど大方正しい！
砂色のコートを着た包帯男(言い方酷い)が頭に困ったように頭をかく。
「その言葉づかいも…幼女のそれじゃない。」
「言葉づかいが酷い？そんなのとうの昔(つい数分前)に諦めましたよ。周りの子とどれだけ違ったって、私は知らない！個性を尊重すべきです！」
逆ギレ…。しました。
ちょっと──引かれたっぽい。
だって中身十八だよ？どうしろって言うんですか！？
まさか幼女のフリしろと？
無理無理、無理ですよー。
「う、うん。そうだね。
えー、敦くんたちを助けてくれたお礼にご飯を奢ってあげよう。ついでに話も聴かせてくれ給え。
私は太宰治。君は？」
私？私…。私の…名前？
そういえば。
「…なんだっけ。」
知らない。聞いたこともない。
だってさっきよく分からない状態で転生みたいな事をして、そして母親がやになって出てきたから。
こめかみを抑えていると、ふと頭が痛くなり、また、気持ち悪くなった。
厳密には頭の中に流れ込んでくる膨大な情報量に処理が追い付かず、頭痛がするのだ。気持ち悪いのだ。
「うぅっ……！」
こんなの死んだ時の痛さに比べたらどうってこと無い…筈なのに。
幼女の体は内側からの激痛に耐えることができず、私の意思と関係なく倒れた。
砂色のコートの包帯男が慌てて駆け寄るのを見た後の記憶は無い。
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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (
レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します！！私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです！私も頑張ってみようと思ってみました！ (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ麻呂（とよ） | 作成日時：2019年1月26日 20時
