11話 ページ12
「玉砕か…つまらぬ。」
敦くんは芥川さんに向かって走っていき、あの女の人の銃を回収。素早く芥川さんの後ろに回って撃った。
そこそこいい動きだったと思う。だが…
「チートでしょ…それ…」
芥川さんは空間断絶とやらで防いでいた。
てか、銃通らないなら爆発でも起こさない限り倒せなくね?
いや、毒でもいけるかな…。でもでも、真正面から一対一とかなら一般人に勝ち目は無い気が…。
空間そのものを喰らうってどー言う事だよ!ヽ(`Д´)ノプンプン
とか考えてる間に敦くんの足が一本取れてました。
「敦くん!」
敦くんは痛みで叫んでいた。敦くんを中心に広がる血を見て、なんとなく前世の自分の死を思い出していた。
所詮私にできる事なんて無いけど、誰か助けに来る、まで時間稼ぎくらいはできるだろうか。
そう思い、果物ナイフ片手に斬りかかっていった。
「お前のような小娘も、そこの人虎と同じ道を辿るのか?…愚かな。」
「足を取られてやるつもりは無いですよ。」
当たったら即ゲームオーバーのやばい黒い帯状のものを回避しながら芥川さんに近づいていく。
帯状の何かの動きが変わった。何か技を出してきた?て…何かめちゃくちゃこっちに帯が集まって…。
囲まれてる感じ?ちょ…これ被弾したら死ぬんですけど…。
うぇ…もうヤダ…。二回も死にたくないんだけど…。
と思っていた私に救世主が現れた。
何処から現れたかも分からない白虎が芥川さんめがけて突撃してくれたので、その空間断絶とやらに帯を使わざるを得なくなったのか、私の方の帯が無くなったのだ。
その時間を使って私は後方に下がる。
が、さっき足を取られて絶叫していた敦君がいない。
「って、敦君がいない!?ど、どこですか?」
すると苦しそうにしながらも谷崎さんが教えてくれた。
「あの…虎、が、あ…つし…く…んだよ…。」
嘘…。え…。
そう思って虎の方を見る。
虎と黒い帯みたいなやつの繰り広げる戦いは凄すぎて、最早一般人には入るスキが無かった。
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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します!!私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです!私も頑張ってみようと思ってみました! (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年1月26日 20時