倉持洋一に誘惑されました。２【ダイヤのＡ】

23 服に自信がない ページ3

Aside



待ち合わせは部活が終わって30分後。



学校の校門の前で約束。









でも…



あ「行けない…」



校門にはもう洋一が待ってるのに…





今着てる洋服が私らしくなさすぎて洋一の前に出れない！



薄い水色のシャツに白がベースの水玉のスカート。



シャツの上にはカーディガン。





あ「やーだぁー…」



校門の影に隠れてるAはなかなか行こうとしない。



と、その時…



御「なにやってんだよこんなとこで」



あ「うわっ御幸！」



しかめっ面なのかなんなのかわからない表情を浮かべて見てくる。



御「倉持待ってんじゃねーかよ。なんで行かねーんだよ？」





うっ



そこ突いてくるか…



あ「だ、だってぇ…この服見られたくないし…よし！着替えてくる！」



部屋に戻ろうとしたとき…



御「あー！Aがデートすっぽかそうとしてるー！」



はい？



あ「え、は？そんなこと言ってないし！」



倉「A！ってなんで逃げようとしてんだよ！」



ちょうど部屋に戻ろうとしたところを御幸に捕まえられていた。



あ「あー…それは…はは…」



御「服見られたくないんだってさー」



あ「だ、だってこの服似合わないし…！」



私らしくないし…



倉「は？なに言ってんだよ！」



あ「や、やっぱり…似合わない…？」



涙目になるのが自分でもわかった。



倉「ち、違くて！その…似合ってるってことだよ！///可愛いからそのままでいろ！///」



あ「ホント…？」



洋一のことを見つめなおすと、ギュッと抱きしめられた。



倉「すげー似合ってんだから…自信持てよ///」



あ「うん…///」









御「……………俺、空気？」



あ、御幸のこと忘れてたよ…



倉「ヒャハ！空気とかウケるわ！んじゃ、俺らは楽しいデート行ってくるわ！」



"非リアは寂しく留守番してろ！" とつけ足した洋一。



倉「ほら！行くぞ！」



そう言って私の手をギュッと手を握った。

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