検索窓
今日:5 hit、昨日:20 hit、合計:27,801 hit

7話 ページ8

「追加点を狙うぞ!」


明日人からボールを受け取り、 そのまま敵のゴールへ向かう豪炎寺。

だがAはずっと胸騒ぎを感じて、 何か嫌な事が起こるのではないかと豪炎寺を見詰めていた。

ペクは豪炎寺を睨み付けて、 小さな声で呟いた。


「…いい気になるなよ」



豪炎寺から明日人、 そして再び豪炎寺へとボールが渡ろうとする時。

目の前にイとパクがブロックに入ろうとしていた。


「豪炎寺センパッ…!?」


Aは豪炎寺のフォローに入ろうとするとペクが直様マークに付いた。

振り切ろうとするもペクのマークは強く、 動けずに居た。


「貰った!」


豪炎寺はボールを受け取ろうと高く跳び上がった。

その瞬間、


「ぐぁッ…!!」


豪炎寺はいきなり唸りを上げて、 脚を押さえながらその場に倒れ込んだ。


「豪炎寺さん!」

「豪炎寺! どうしたんだ!?」


皆はいきなりの出来事に混乱し始めた。

何故豪炎寺が怪我をしたのか、 皆は解らなかったからだ。


「────…ミッションコンプリート。」


ペクがそう呟いたことは、 誰も知らない。




マネージャー達は慌てて豪炎寺に駆け寄り、 杏奈が脚にコールドスプレーを掛けるが痛みに顔を歪ませるばかりだった。


「豪炎寺先輩ッ…」

「大丈夫ですか!?豪炎寺さん!」


その後、 Aと一星も心配で豪炎寺に駆け寄った。


「何があった、 豪炎寺」

「ッ…解らない…一瞬目が眩んで…!」

「目が眩んで…?」


試合中に何故目が眩むのか。

太陽を見て目が眩んだのかとAは思うがボールと太陽の位置はズレてる為その筈はない。

なら原因は何なのか。 考えるが何一つ思い浮かばなかった。


「立てるか…?」

「く…ッ、 済まないな…試合は続けられそうにない…」

「豪炎寺先輩、 ベンチまで運びます…!」


Aがそう述べると豪炎寺は"頼む"と答えて、 Aの肩に腕を回してゆっくりと立ち上がった。


「あ、 俺も手伝いますよ、 A先輩!」

「ありがとう、 一星くん」


一星も豪炎寺の隣に移動すると、 豪炎寺を支えてベンチへと向かった。


「…A」

「先輩…?」


豪炎寺がベンチに座ったの見てフィールドに戻ろうとした時、 豪炎寺はAを呼び止めた。

軽く手招きをして近づいたAの耳元に、 小さな声で言葉を述べる。


「"天空の熾天使"の力を見せてくれ」

「…! 知ってたんですか?」

「嗚呼…ずっとファンだったんだ。
Aと一緒にプレー出来て、 嬉しかったんだが…」

8話→←6話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブン , オリオンの刻印 , 一星充   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りはる x他1人 | 作成日時:2020年3月20日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。