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夢じゃないよ。 ページ36

ふわふわしている。


私はずっと、幸せな夢を見ていたんだ。


ん、なんかおでこが冷たい。


おかしいなぁ、これは夢の中なのに。


「起きて〜〜」


目を薄めに開けて、だんだんと視野が広がった。


「Aちゃん?大丈夫…?」


夢じゃ、なかったんだ。


「ねぇ、丸ちゃん…」


「?、」


「幸せすぎて、今までのことが全部、夢なんじゃないか…って」


泣きたくなくても、涙が溢れてくる。


私はこの現実を、幸せを手放したくない。


「あんなぁ?」


「…なに?」


「全部が夢なんじゃないかなんて俺もいつも思ってるよ。せやから一人で悲しくならないでな?俺もだから。ずっと側に居るって…言うたやろ?
俺を…信じて」


「問題起こして…今更信じてなんて今は難しいと思うんやけど…」と話をやめない丸ちゃん


これが現実なんだ。


「丸ちゃん、ありがとう」


「え?」


「私に幸せをくれて…」


「何言うとんの、こっちのセリフやって…Aちゃんに出逢えてホンマに良かった」


ぎゅっ…


うう…苦しい、でも愛おしい。


…ん?


「丸ちゃん?私、服…」


「あぁ〜それ?俺の服着せたの//」


「えっ…」


「大丈夫、何も触っとらんし…まぁそら見たけど。」


!?


まだ何もしていないのに全裸を好きな人に見られてしまった…


なんて失態を…私は


「や、でも結局見ることになるんやし…」


「だめ。」


「だめ??」


「見せるんだったらもっとダイエット頑張ってたよ。」


「…ふはっ!そんなこと?」


笑うなって〜最近幸せ太りが激しいんだもん


「体型まで似た者同士は、やだ…」


「え〜別にええやん!!Aちゃんはこれから俺が、美味しいもんいっぱい食わせたるから!!…元気な子産んで欲しいもん」


「……そ、それはそうだけど、結婚式は綺麗じゃないと丸ちゃんの隣は務まらないっていうか」


「じゃあ、俺もAちゃんの隣務まるように頑張るわ!!一緒に痩せよっ?さっき、ケーキ食べちゃったんやけど(笑)」


「うん…!」


「でも、言うてAちゃんあんま太ってなくない?(笑)」


「ち、違うの…私、着痩せするタイプだから、見た目は普通に見えちゃうだけであって…」


「かわええからそのままでも務まるで…?」なんてほっぺたを赤くしながら笑う丸ちゃんが好きで


前までは遠く感じてた気持ちも、私が前進することが出来て今は同じスタートラインに立ってる。


少しずつでいい、好きな人の隣に寄り添っていたい。

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設定タグ:関ジャニ , 丸山隆平 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:なな | 作成日時:2018年6月10日 22時

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