検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:16,983 hit

失敗は成功のもと! ページ20

丸ちゃんside


収録が終わった後をよく覚えていない。


がむしゃらに走って、ずっと予約して頼んでおいた指輪を取りに行った。


「すみません、こちら特注ですので…すぐにご用意することが出来ません。もう少々時間がかかりますので………」


「………あっ…」


そうやった、記念すべき結婚指輪と婚約指輪はこだわった物にしたくて章ちゃんにもちょっと意見を聞いてデザインしたんやった。


「なんてことを〜〜〜〜」


「……申し訳ございません。」


出来たらすぐ連絡するようにと伝えて、しぶしぶお店を出た。


「あっ……あ〜〜〜」


Aちゃんに顔向けが出来ない…てかもう気づいてるんかなぁ。こんなことになるんやったらAちゃんと指輪見に行くんやった。


でも、なんて言うか…


「前触れもなくあげるん夢やもん…なぁ」


前触れって、プロポーズしちゃって予告してるけど!!


俺がデザインした世界でたった一つの指輪を…


Aちゃんにあげたいから。


クルリとアイドルターンをするとピコンッとLINEが鳴った。


Aちゃん…!


なんてそう思っとったけど、現実はそんなに甘くない。


「丸山さん?まだ仕事ですか?」


………


そうやった。


今日はリエちゃんとご飯行くんやった。


来た道を引き返す。約束していた店に入るとすぐに案内された。


ガラガラ…


「す、すみません…仕事で遅れちゃいました〜」


嘘です。彼女…いや、奥さんの指輪を取りに行ったけどまだ出来上がってなくて悲しみに暮れていた夫です。


「お疲れ様です〜〜!なんだ、私ドタキャンされたのかと思いました(笑)」


「そんな訳ないじゃないですか〜〜!リエちゃんとご飯楽しみだったんですよ。」


本当はそれどころじゃないです。


Aちゃんに会いたい…


なんでLINEしてくれへんの……


もしかして怒ってる?…そりゃ怒るか……


俺はどうすればええの…(´・ω・`)

結局、顔なんかなぁ。→←やってしもた〜〜〜〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ , 丸山隆平 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なな | 作成日時:2018年6月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。