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妄想でも夢でも ページ11
丸ちゃんside
「……んぅ?ここは…」
あっ、そうやAちゃん家来てお酒飲んでて、酔い潰れたんやった…
ズキズキ…
やっば〜頭イッタ…
ガチャ…
「丸ちゃん!おはよう!!」
「あっ…おは……」
俺は一瞬で昨日Aちゃんがしたキスを思い出して、
ボッ…と顔が熱くなった。
「ま、丸ちゃん!?顔、赤い…よ?まだ酔ってる??(笑)」
冗談っぽく笑うと、Aちゃんのひんやりした手が、ギュッと俺の顔を包み込んで心地いい。
「や、酔ってはないんやけど…えっと、、」
すごく言いたい。でもあれは俺の妄想かもしれん…よな。酔っていたし…
でも、
「Aちゃん、のキスを思い出しちゃって…その……////」
分かっていた沈黙が少し過ぎると痺れを切らして俺は…Aちゃんの顔を見上げた。
チラッ…
あっ、…あのキスは俺の妄想でも夢でもなかったんやな。
だって
茹でタコみたいに頰を赤らめて全然俺のこと見てくれへんし、いつもの俺みたいに額に汗をかいてる。
ギュッ…
さっきまで冷たかったAちゃんの手は少しだけ暖かくなっていた。
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作者名:なな | 作成日時:2018年6月10日 22時