7号車4番ドアの貴方（紫）１

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そして私は、彼の言うがままに


隣の席に座った






しかし、座ったは良いものの



やばい、どうしよう緊張する




史上最短の彼との距離




だって今まで向かい側の席だったんだよ？





それが今や真横に彼いるしっ




付いていけないよ・・・





待って、私臭くないよね？大丈夫だよね？





急に変なことが気になり始めて





自分の身体をクンクン匂いはじめたら







『何してるの・・・？笑』







穴があったら入りたいです、私。





「いや・・・

その、ははは笑」






貴方に臭いと思われるのが嫌で臭いチェックしてました！！






なんて絶対言えないから




とりあえず笑ってごまかした









『そういえばさ、


たまに会うよね？』









しばらくしてから、彼が話しかけてきたと思ったら







え？え？え？！








私のこと気付いててくれてたの？！？！？！？！









「で、ですよね、」






冷静になれてる？私






『名前』






「名前？」




『君の名前、



聞いてもいいかな？』







なにそれ反則







名前を聞かれたことにびっくりして見上げると





彼はまっすぐな瞳で私のことを見つめていた









初めて彼と目が合った時を思い出し、









「A









〇〇高校２年３組AAです」









見つめ合い、私も彼をまっすぐ見ながらそう言っていた

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