7号車4番ドアの貴方（紫）１

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こんなことってある？！





放課後に一人で課題させられることになって



すごいテンション下がってたのに一気に元気でた！





まさか一日に二回も彼に会えちゃうなんて！









数分後、電車が来て



一斉に人が降りてくる






その瞬間、降りてきた人とぶつかった衝撃で









彼のスクバのポケットから





パスケースらしきものが落ちた







彼のことを後ろからガン見していなかったら絶対に気づかなかった









え、待って






てか彼落としたの気付いて無くないか？？？









早く彼に届けないとっ




すぐに彼の腕をつかんで






「すみません、落としましたよっ」








今までずっと気になって見ていた彼に




初めて話しかけたのに、




落し物を渡す使命感にとらわれて




この時だけは全く躊躇しなかった







『あ、これ俺のだ！




あれなんで！いつの間に！


いつ落としたんだ？？」





全く落としたことに気づいていなかった彼は





１人で百面相を始めてる







話すとこんな感じなんだ



なんかちょっと想像と違ってかわいいかも・・・







「さっき、かばんから落ちるの見えて・・・」




『ああ！そうかそうか




あっぶね〜

ありがとうございます！助かりました！』




そう言って、端の席に向かって歩き座ったと思えば






『隣、座りますか？』




彼が座っている隣の席をポンポン叩きながら



彼が聞いてきた

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