7号車4番ドアの貴方（紫）１

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岸「一番？！


うーん・・・」






顎に手を置いて急に悩みだす岸くん




「どうしたの？大丈夫？笑」





岸「いや、一番とか選べないわ・・・」




「ははは！




じゃあテスト日が一番早いのからやろ！」






岸「一番早いのは英語かな！」







英語は私が一番得意な教科だ





「テスト範囲どんな感じ？」








テスト範囲もお互い同じような内容だったので



基本的な文法の説明を最初にして

提出物のワークを進めながら

それでも難しい所は、また教えるって感じで



私も提出物を進める






岸「ここってなんで、この形になるの？」




「ああ、これはね
この前の文が過去分詞だから、ここも同じ時制に揃えて・・・







ていう事なんだけど分かる？」







説明を一通りして岸くんに確認するために
彼の顔を見れば
思ったよりも近い彼との距離









岸「・・・ぁ！ぇあ？！う、うん！！」









「・・・ねえ、いまの聞いてた？」







岸「・・・ごめん





Aさんが説明してる姿見てたら

見惚れちゃった、へへへ」








「なにそれ・・・///」







岸「ごめんね、も一回お願いします・・・」







そんなこと言われたらドキドキしちゃうじゃんか



本当に岸くんてずるい、



全部そういうの無意識でやってるんでしょ？







「これは・・・」






たぶん今の私顔真っ赤なんだろうなあと思いながら

説明をし直す









岸「なるほど！そういうことか！


やってみるわ」

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