7号車4番ドアの貴方（紫）１

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今日イチ楽しみだったことが、朝の２０分間で終了してしまったので


やる気スイッチが切れた私はまっすぐ教室に向かい、



席について机に体を伏せ、



目をつむり、今日の彼の余韻に浸る









「はぁ・・・


本当にかっこいい」









ぎゅうぅ








私の身体の上に感じる圧迫感とともに








平「かっこいいって、俺のことぉ？」








と朝からダル絡みの平野紫耀




去年も同じクラスだったせいか



謎によく私に絡んでくる








「皆がみんな平野のことそういう目で
見てるって思たら大間違いだよ」







朝の貴重な余韻タイムを潰しにかかってくる


平野にムカついた私はガツンと言ってやったのに






平「おはようAちゃん」




このアイドルスマイル・・・




名前


全然傷ついてないのがよけい腹立つ






「下の名前で呼ばないで。
私たちそんなに仲良くないでしょ」






と言えば、





平「そんな事いってぇ！



Aちゃんは相変わらずツンデレだな〜笑」







はあぁ





こいつに何言っても無駄だ


話がかみ合わない









てか、それよりも・・・








「ねえいい加減、どいてくんない？



重いんだけど」






まだ私の上に乗ってる平野に下から睨めば





平「イ・ヤ・ダ♡」









こいつ、マジでうざい







て言うかわたしなめられ過ぎでしょ









平野のことは諦めてそのまま授業まで



私は夢の世界に行くことにした

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