▽７△ ページ7
*・。
「…岸くん、手紙読んだんですね。」
「もちろん。笑」
「岸くん、」
「…ん？」
「幸せ過ぎて、私。人生で初めて手が震えてます。」
「ほら、」って俺にその手を見せるAちゃん。
「…可愛すぎる。ねえ、可愛すぎるね？俺のお嫁さん。」
なんて、心の声ももう駄々洩れてしまうかっこ悪い俺。
もうそんなのどうでもいいよ。だって、可愛すぎますもん。
「…改めてさ、ここで聞きたいことがあるんだけど。い？」
「はい、もちろんです。」
初秋の風が、ふわりと吹いて。
Aちゃんの前髪を、優しく撫でていく。
うるうると震える瞳は、俺が6年間恋し続けた宝石。
この場所で、こんな日が来るなんて。
俺、どうにかなっちゃうんじゃないかな。
「…6年間、俺の隣で笑い続けてくれてホントありがとう。
Aちゃんがこんなバカでアホでどうしようもない俺でも好きだって言ってくれたから。
今があると思ってる。し、きっと。これからがあるって思える。」
その言葉だけで、涙を流すAちゃん。
優しく指で拭ってあげると。
その手に、自分の手をそっと重ねてくる。
ねえ、君は。どうしようもないくらいに、どんどんと綺麗になっていくから。
俺の事、どうするつもりなのって。本気で思うよ。
「だからッ、この先もね。
俺の隣でずっと、死ぬまで、息が途絶えるその瞬間まで！！
いつまでも笑っててほしい！！本気でそう思ってる！！
俺も、Aちゃんの傍にずっと居続けて、ずっと笑わせるから。
…だから、」
Aちゃんの手を引いて、体を寄せて。
彼女の腰に腕を回す。
「もうずっと、俺の傍離れないで。
…俺の苗字、受け取ってもらえませんか。」
Aちゃんのおでこに、こつんと優しく触れて。
真っ直ぐに彼女の両目を見つめる。
「…俺と結婚してください。」
*・。
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*咲七波*(プロフ) - いちごさん» はじめまして！コメントありがとうございます。まだまだ寒い日が続きますもんね…！いちごさんのの心を温められてよかったです！ (2019年1月10日 1時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» こっち気づいてなかった！わかる、同級生はもう岸くんに落ちるしかない。笑 キュンキュンしてもらえてよかったです！ (2019年1月10日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - はじめまして、この小説の主人公ちゃんと岸くんが可愛すぎて素敵すぎてコメントしてしまいました。心があったかくなるような作品をありがとうございました！ (2019年1月9日 23時) (レス) id: 3ca585d513 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 私はアイドルなら完全にしょうれん推しだけど、同級生なら確実に岸くん好きになるだろうなって笑 一緒にいると楽しいけどドキドキした中学時代の片想いを思い出してキュンキュンしちゃいました笑 (2019年1月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
あぃ(プロフ) - *咲七波*さん» 本当にありがとうございました！またお会いさせてくださいね(´ｰ｀) (2018年9月30日 15時) (レス) id: 1de47be99e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年9月23日 22時
