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*・。
「んー…」
いつものように手を伸ばして、Aちゃんの姿を確認しようとする。
だけど、どこに手を伸ばしても彼女の温もりは感じず。
「…Aちゃん??」
目を開けてすぐ、ぼやける視界の中で君を探しても。
「え…?」
俺の隣には、Aちゃんのいない冷めた布団だけで。
おかしい。今日はお互いに休みの日なのに。
…
あッ!皆さん。お久しぶりっす。
あれから時が大分経ったみたいで。
俺たち成人しちゃいました。
ああ!でも、安心してくださいッ!
あれからずっと俺とAちゃんは毎日円満に過ごしてるんで!!
いやー、長いっすよね。高校からのお付き合いって。
自分でも感慨深いっす。
しかも、先月から同棲中で…
俺の人生、結構上手くいきすぎてて怖いくらいっすね。ガハハッ!
もうね、毎朝大好きな人が横にいる破壊力と言ったらね…
半端ねえっすよマジで。
なんて、ツラツラ説明して惚気てますけど。
…Aちゃんどこ。ねえ。
何も言わずに出て行くことなんて。
そうそう無い。っていうか、無い。
「あっ!」
電話かけよ。
コールが始まると。
≪ピピピピピッ ピピピピピッ≫
「え!?」
ベッド横で、虚しくもAちゃんのスマホが震えている。
「…え、マジで…??」
ちょっと、ヤバくないっすか。
え、ええ。ヤバい。泣きそう。
.
寝室を出て、他の場所へ急ぐ。
「Aちゃん??トイレ入ってる??お腹痛い???」
トイレをノックしても音沙汰なしで、
扉を開けても誰もいない。
「Aちゃーん、朝風呂??
俺も入っていい??なんつって。」
ってお風呂場前で声を掛けても返ってくることはなくて。
…まあ、実際居ても居なくても反応貰えなさそうな発言だったわ。
*・。
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*咲七波*(プロフ) - いちごさん» はじめまして!コメントありがとうございます。まだまだ寒い日が続きますもんね…!いちごさんのの心を温められてよかったです! (2019年1月10日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» こっち気づいてなかった!わかる、同級生はもう岸くんに落ちるしかない。笑 キュンキュンしてもらえてよかったです! (2019年1月10日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - はじめまして、この小説の主人公ちゃんと岸くんが可愛すぎて素敵すぎてコメントしてしまいました。心があったかくなるような作品をありがとうございました! (2019年1月9日 23時) (レス) id: 3ca585d513 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 私はアイドルなら完全にしょうれん推しだけど、同級生なら確実に岸くん好きになるだろうなって笑 一緒にいると楽しいけどドキドキした中学時代の片想いを思い出してキュンキュンしちゃいました笑 (2019年1月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
あぃ(プロフ) - *咲七波*さん» 本当にありがとうございました!またお会いさせてくださいね(´ー`) (2018年9月30日 15時) (レス) id: 1de47be99e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年9月23日 22時