１０％ ページ10
░▒▓█
「えっとー、お隣さんは？」
何となく少しだけ顔が強張ってるのは、きっと見間違いじゃない。
そりゃそうだ、彼女の隣に知らん男いたらそうなるわな。
なんか、急に申し訳なくなってきた。
なんだこの、浮気現場発見されたみたいな感覚。
「ああ、心理学科に転科してきた新しいお友達の神宮寺勇太くんです！」
「初めまして、神宮寺勇太です。
えっと、Aちゃんのお友達ですか？」
な、なんか異様な光景だなあ。
いや、なんで？
彼氏に新しい友達紹介してるだけだよ、うん。
「よろしく、神宮寺くん。
あーえっと、俺Aの彼氏の永瀬廉です。」
「彼氏さんですか！
ごめんなさい、今日1日Aちゃんに色々と助けてもらいました。
って、今更遅いですけど…」
「ああ、気にしなくていいっすよ！
逆にAと仲良うしてくれてありがとうな、
こいつ友達少ないんすよ。笑」
「ちょっ！ちょっと！！」
やめて！神くんに恥ずかしい事教えないでよ！！？
ったく、こいつわあ！
ていうかさあ、何このヘラヘラした感じ。
少しは「今日はええですけど、これからは近づかないでください。すんません、」くらい言ってくれたっていいんだよ？
ほんとはね？？
な〜〜んか、緊張感忘れてきてるよね。永瀬廉。
完全に私が堕ちてるって確信してるじゃん。腹立つ。
まあ事実だけどさ、なんかわかり切ってる感じが。
いやなんだけど。
いや分かってる、最近超めんどくさい女になってることくらい。
元々性格が悪いのは自負してるけど、こんなに女らしいウザいところはあんま無かったもんね。
「そうなんですか？とっても人当たりの良くて礼儀正しい彼女さんで羨ましいくらいですよ。
…じゃあ、これからも仲良くさせてもらいますね。」
は〜い！さすが天使！もう最高だよね！？
「も、もう！褒め過ぎだよ神くん！笑」
「お、おう。そうやろ、Aは友達が少ないだけで別に悪い子じゃないからな！」
なんだ、その褒めてるような褒めてないような言い方。
「俺もこっち来たばっかりなので、懐の広いお二人に出会えて嬉しいです。」
神くんが畳みかけるように、私たちに何回も頭を下げる。
はあ、もう本当に礼儀がしてるわあ。
░▒▓█
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1862人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*咲七波*(プロフ) - あやぴさん» コメントありがとうございます！更新待っていてくださってたんですね！？嬉しいです。涙 パート2も楽しんでください！またコメントお待ちしてます！ (2019年5月19日 0時) (
レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - これさ、とりあえずリリコちゃんと付き合いたくなるよね笑 私の気持ちわかってくれ過ぎて惚れちゃう笑 そして神くんついに本性出して来たな笑 この神くんのキャラ、昔しつこかった年下の男に似てて辛い笑 最初はいい子だったのに仲良くなったら急にＳになったとゆう苦笑 (2019年5月15日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - ずっと更新待っていたので最近また更新してくださり嬉しいです♪移行後も頑張ってください♪楽しみに読ませて頂きます！ (2019年5月15日 2時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - お久しぶりですー！コメントありがとうございます！！更新やっっっとしました！お待たせしてしまって申し訳ない！笑 あきらめの悪いサラちゃん中々にいいですよね、私も好きです。笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年5月9日 21時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» そろそろ本腰入れて完結しなければならないので頑張ってます！笑 さすがに分かれる設定はないですね、ごめんなさい！笑笑 サラの直感は凄いのでね、主人公を導く大切な人物です。 神くんはとりあえず無いなあ、、もしかしたらこのあと出来るかも……？？笑 (2019年5月9日 20時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*咲七波*
| 作成日時：2019年1月21日 18時
