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手を繋ぎながら、身を寄せ合っていれば。
寒い朝も、白く霞んだ空も。
温かくなって、綺麗な色に見える。
それくらいに、廉は私の世界に必要な人。
歩幅を合わせて歩く時間が大好きなのはね。
一緒に未来を描いているような気がするからなんだよ。
.
お店について、早速メニューを広げる。
「うっわあ〜!噂には聞いてたけど美味しいそうなメニューありすぎ!」
「あははっ、何でも頼んだらええやん。
一緒に食べよ?」
そんな可愛い顔でさ、カッコいいこと言われたらさ。
胸がきゅんとしちゃうじゃん、ずるい。
「じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます…」
「おう、そろそろ俺に堕ちてもええで?笑」
「堕ちませーん!」
「堕ちとるくせに、笑」
う、うるさーーい!
.
「お待たせいたしました、モーニングSセットになります!」
「「わああ〜!」」
声も表情も揃って、二人で笑い合う。
まさに、幸せな朝。
「さすがSセット、Sランクなモーニング…!」
「お値段もSランクやけどな。笑」
「てへっ!」
「可愛いに免じて許す!」
ほら、私の彼氏世界一優しいわ。
「「いただきま〜す!」」
2人でそろって、クラムチャウダーを啜る。
「「美味―――!!」」
がしっと握手を交わして、クラムチャウダーの美味しさに浸る。
「クリーミーさが半端じゃないですね、何て言うんですか。
この掴みどころのない、でも掴んでみたくなる触感のスープ!!
ねえ、わかる!?この感じ!」
「めっさ分かる!なんやろなこれ!!
あっ、おる!ってなったら、あれ消えた!って感じな!!」
「そう、それ!!美味しすぎる!」
そして、スクランブルエッグを乗せたふわふわの食パンへとかぶりつく。
「あっ、これはアカン。」
「ヤバいですね、これは。」
トロトロとふわふわが出会って、恋に落ちてしまってる。
そんな味、いやもうそうとしか言えない。
「こんなん毎朝食べれたら幸せ過ぎるわあ、」
「ほんと?研究しようかな、笑」
「まじ?!最高やん、」
キラキラに笑う廉。
そんな顔されたら、冗談も冗談じゃすまなくなるよね。
ほんと、ズルい奴。
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*咲七波*(プロフ) - あやぴさん» コメントありがとうございます!更新待っていてくださってたんですね!?嬉しいです。涙 パート2も楽しんでください!またコメントお待ちしてます! (2019年5月19日 0時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - これさ、とりあえずリリコちゃんと付き合いたくなるよね笑 私の気持ちわかってくれ過ぎて惚れちゃう笑 そして神くんついに本性出して来たな笑 この神くんのキャラ、昔しつこかった年下の男に似てて辛い笑 最初はいい子だったのに仲良くなったら急にSになったとゆう苦笑 (2019年5月15日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - ずっと更新待っていたので最近また更新してくださり嬉しいです♪移行後も頑張ってください♪楽しみに読ませて頂きます! (2019年5月15日 2時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - お久しぶりですー!コメントありがとうございます!!更新やっっっとしました!お待たせしてしまって申し訳ない!笑 あきらめの悪いサラちゃん中々にいいですよね、私も好きです。笑 これからもよろしくお願いします! (2019年5月9日 21時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» そろそろ本腰入れて完結しなければならないので頑張ってます!笑 さすがに分かれる設定はないですね、ごめんなさい!笑笑 サラの直感は凄いのでね、主人公を導く大切な人物です。 神くんはとりあえず無いなあ、、もしかしたらこのあと出来るかも……??笑 (2019年5月9日 20時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2019年1月21日 18時