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*.:･.｡*
「心を癒してあげる場所でもあるの！
サボりたいときは、気が済むまでサボりなさい。笑」
「あれ…、バレてた？笑」
「バレバレでいいのよ、女同士の秘密ね。笑」
先生が可愛らしくウィンクをする。
きっとヒトミ先生は小悪魔女子だな。笑
学校の先生にもモテモテだったりして。
…優太先生も、鼻の下伸ばしてるかもしれない。
そんなことがあったら、ヒトミ先生がライバルなの？
って思いながら、先生のピンク色のアイシャドウで輝いている目を見上げる。
「…先生って、彼氏いるの？」
「何よ、突然！笑
…ほら、見て！」
先生が笑いながら左手を私の目の前へ出す。
その薬指には、永遠を誓い合った証。
「え、旦那さんいたんだ…！」
「うん、去年ね。笑」
「そっかあー、いいなあ。」
「お、Aちゃんにも結婚願望あるの？」
「女の子なら誰だってそこを目指すでしょ？」
「そっか、そうだよね。笑」
「先生には、無かったの？」
「もちろんあったよ、あったけど…」
先生が呟きながら、ベッドの横に置いてあった丸椅子に腰かける。
「好きになった人が、好きなっちゃいけなかった人だったからねー…」
「え…？」
「先生の、ワルイ話聞きたい？笑」
「うん、聞きたい！」
私は寝ていたベッドから身を乗り出した。
だって、何だか。今の自分に似ている気がしたから。
「私が好きになった人は、大学の教授。しかも、既婚者。」
「えっ…、ってことはすごく年上？」
「まあそうね、10歳は離れてるかしら。でもそんなの世の中的に良くある話だし。
問題は、既婚者だったってことね。私も彼に出会ったときには成人済みだったから。」
先生は説明しつつ、左手に光るそれに目線を落とした。
「…でも、先生はその人と結婚できたんでしょ？」
「そうね、まあ。結果的には、ね。」
「じゃあ、幸せじゃん。すごいね、先生は…！」
「なーんにもすごくないのよ。私は彼の人生を狂わした…
家庭を壊した。」
先生は俯いたまま、指輪を人差し指で撫でる。
「それでも、その教授は先生を選んでくれたんでしょ…？」
*.:･.｡*
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*咲七波*(プロフ) - 華希さん» コメント返信遅れてごめんなさい！お話読んでくださってありがとうございました！またお待ちしてます！ (2020年4月21日 17時) (
レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
華希 - コメント失礼します！素敵な話で、一気に読んでしまいました！ありがとうございます！ (2020年3月31日 21時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)
☆pepe☆(プロフ) - ありがとうございます☆待ってますね(o^^o) (2018年11月29日 17時) (レス) id: 370f78961e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ☆pepe☆さん» いえいえ！もう少しだけ先生との禁断恋愛楽しんでいってください！笑 (2018年11月29日 16時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
☆pepe☆(プロフ) - 咲七波さん☆岸先生側も知りたい！って思ってました。ありがとうございます。これからも楽しみにしてますね(o^^o) (2018年11月26日 16時) (レス) id: 370f78961e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年11月11日 1時
