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詩。 ページ4







魔都(まと)、ポートマフィア。…の、一室––––会議室––––で事は起きていた。




「……中也と晴幸は未だなのかえ、首領(ボス)殿」



そう、呟いているのは五大幹部の一人、尾崎 紅葉。




彼女は茶を啜り、一呼吸置いた後、首領___森 鷗外(おうがい)へと視線を送る。




鷗外は、紅葉の質問にこう説いた。



「そろそろ来ると思うよ。」



そう、微笑みを浮かべつつ、会議室の扉を見詰める鷗外。



見詰めていると。半ば、疲弊(ひへい)している郁葉と苛立った様子の中也が、会議室へと介入して来た所だった。




「遅かったのぅ」



紅葉は涼しげな風貌で郁葉と中也に声を掛ける。




その風貌から、郁葉が疲弊している様子に慣れているようにも感じ取れる。



紅葉の声を認知した郁葉は、掠れた声で応えた。




「………嗚呼、紅葉…さん、御…早う。」


「……大丈夫かえ、晴幸や」



紅葉は郁葉を心配そうに見詰めると。



優しく声を掛け、椅子へと座るよう、促す。





「……大、丈夫……だよ、紅葉さん。危うく使用しそう…になったけれど」




郁葉の言葉を怪訝そうな視線で見据え、聞いていた鷗外は、話題を変えようと、こんな事を云い出した。




「ああ ごめん 一寸電話しても良いかね」




紅葉が口を開き、鷗外に訊ねる。




「ん?早急の用事なのかぇ?」


「喉渇いたからお茶、広津さんに持ってきて貰おうかと」


「しばくぞ」


「お茶だけに?判った判った、三人の分も用意させるから何茶にする?」


「おや、話が判るのぅ。(わっち)は梅昆布茶」


珈琲(コーヒー)で」


「……水で」


「中也君、晴幸君それお茶じゃないよ〜」




三人の会話を少しだけ、聞いていた郁葉は苦笑しつつも、微笑んでいた。




苦笑していた郁葉は、漸く質問を投げ掛けられた。と云う事実に気がついたのか、間を設けた後、答えたのである。




そして、三者の会話内容(特に紅葉の)を聞いている内に、思ったらしい。






____紅葉さんも大変だなぁ、と。






郁葉が微笑んでいるのを横目で見ていた鷗外が再び口を開いたのは、その時であった。







「…………晴幸君、君に頼み事があるのだけれど。()いかな?」









伍。→←惨。



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月華 - 七海ちゃん、ごめんね。こちらにメッセージします。事情により、明後日まで来れません。明後日になったら必ず来るので、待っててください。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: cbd5fcf97e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴幸 | 作成日時:2020年9月17日 11時

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