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「あ、あぅ…いやその…
知念はね、今はここにはいなくて…」
「いないの？」
「ええ、そうなんですよ、姫。
実はここは姫のお生まれになった国から
少し離れた場所になりまして…」
「え？なんで？
姫、どうしてここにいるの？」
「それはですね、えーと…
姫さまが我が国に嫁いでいらしたから…」
「とつぐ、ってなぁに？」
まだアワアワしている三人と
なにがなんだかさっぱりな白雪姫
四人の会話は空回りして
白雪姫はだんだん不安になってきました
「なんだかわかんない…ひっく…
とおさまは？かあさまは？知念、どこぉ…」
ひっくひっくと泣き出されて
その姿すらかわいくて
もはや三人は思考停止寸前でした
でもこのまま泣かせてるわけにはいかない
と、気合いを入れたのは王子です
「いのちゃん、大丈夫だよ。
お父さんもお母さんも今はいないけど
俺がいのちゃんのこと守るから。」
「ちねん…っく、は？」
「知念も今はいないんだ。
遠くにいるからすぐには会えないけど
近いうちに会わせてあげる。」
「ほんとぉ…？」
約束するよ、と力強くうなずいた王子に
姫はやっと泣き止みました
なんせ純粋無垢な姫なので
約束が破られるなんて想像もしないのです
「じゃあ、指切りして。」
「うん！」
ゆーびきーりげんまん
うっそついたら針せんぼんのーますっ！
「「ゆびきった！」」
えいっ、と約束の指切りを終わらせたとき
姫のお腹が“きゅう！”と可愛く鳴りました
二ヶ月以上食事をしていないのですから
お腹が空いていたのです
「裕翔、料理人に言って
なにか作ってもらって来てくれ。」
「わかった！」
“ゆびきった！”から“きゅう！”の流れで
高木くんと裕翔くんも
やっといつもの調子を取り戻したようです
素早く高木くんが指示を出し
裕翔くんがダッシュで部屋を出ていきます
「いのちゃん。
うちの料理人はすごく腕がいいから
すぐに美味しいご飯がくるからね。」
「わぁ、ありがとう。」
ニッコリ笑った白雪姫に
またもやメロリン状態になりながら
王子は幸せを噛みしめていました
だってやっぱり
お嫁さんは死んじゃってるより
生きてる方がいいですもんね
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ぐるぐる(プロフ) - ひめ様お目覚め〜！初夜にしてテクニックを爆発させる光王子…(o´艸`)キャー！！ステキ！！甘々な新婚生活になるんでしょうか？続きが楽しみです！ (2019年11月1日 7時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» いつもありがとうございます。これからの展開はどーなるかわかりませんが、飽きちゃったぁ…とか言われないように頑張ります！第６章もよろしくです♪ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» 無事移行できました！ちねねと姫の抱擁シーンも第６章に移植して、続き書いてますんで読みに来てください。親知らず抜くの辛いですよね…お熱とか出ませんでしたか？お大事に！ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やっと知念さんに会えましたね！嬉しいです！(^-^)これからどんな展開になるのか本当いつも楽しみです！(^^)v (2019年10月16日 20時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
tomo0614qp(プロフ) - 知念ちゃん、出てきたー(о´∀`о)親知らずを抜いてぐったりな私ですが、知念ちゃん&いのちゃんの包容にほっこり( *´艸｀)移行、楽しみにしてまーす♪ (2019年10月16日 17時) (レス) id: d2dcac1833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2019年10月8日 18時
