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「だ、だってもうずっと会えてないし触れてないし我慢してるしっ。だからその…」
「………別に、すればいいじゃん。」
「へっ？や、やだよ！濃厚接触したせいでいのちゃんがコロナかかったらどうするの！？」
「や、お前コロナなの？お前が罹って無ければ俺にはうつらないけど？」
「違うと思うけどわかんないでしょ！自覚症状無いキャリアもいるんだってニュースでやってるじゃん！」
真剣に吠える声と顔付きに悶えたくなった。
するとなにか？
ひっさしぶりにわざわざ遊びに来たのに、俺を病気にしたくないからって部屋には上がらずここでトークして帰るつもりなのか？こいつは。
罹ってるかもわからない(ほぼ100%罹ってない)コロナから、俺を守るために？
「あの…いのちゃん、怒ってる？」
「は？別に怒ってないけどなんで？」
「え？だってすごいしかめっ面になってるよ…？」
「そう？気のせいじゃん？」
なんか嬉しくなってニマニマしちゃいそうでそれを見られたく無くてわざとしかめっ面してるだけ…とは言えないのでテキトーに誤魔化した。
だってそんなの知られるの恥ずかしいから。
「まぁとにかく、元気にしてるみたいで良かったよ。メシちゃんと食べてるか？」
「それはこっちのセリフ。ご飯作ってる？」
「たまにはね。だいぶレパートリー増えたよ。」
「へぇ。じゃあそのうち食べさせてね。」
「そのうちな。」
他愛の無い会話をしながら自然と絡む指先。
骨ばった指はだけどあったかくて気持ちいい。
「にしても、早く収束するといいねぇ…」
「だよなぁ…」
気付けば前髪のふれあいそうな距離で話してる。
こいつは運転席に座ったままなんだから、距離が近いのは俺が屈んだせいだ。
あぁわかってるよもっと近付きたいんだよ、俺は。
「いのちゃん…」
「ん…」
濃厚接触NGなんだからキスはできない。
そもそもここはいつ何どき誰が来るかもわからない駐車場なんだし…でも…
「いのちゃん…好きだよ…」
「ばぁか…俺もだ…」
駄目だ駄目だと思いながらも頬をあわせて体温を探る。
鼻腔を擽る匂いに刺激されて身体が疼いた。
「早く…抱きたいな…」
「ッ…何言って…！」
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ぐるぐる(プロフ) - えぇっ！！らなさんのお話がupされてる！！私の大好きなひかいのちゃん。すっごく嬉しいです。緊急事態宣言は解除されたけど、まだまだ自粛しないといけない事いっぱいですよね……私もひかいのちゃんを見習って出来るだけの自粛は続けていきます！ (2020年6月8日 22時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - うれしぃ。ひかいの。 (2020年6月2日 19時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - らなさん、お久しぶりです。私は仕事上、働かなければならず、忙しなかったです…。久しぶりにらなさんの新しいお話しを読みました。いつも癒しをありがとうございます。改めて気を引き締めてこの事態を乗り越えようと思いました。らなさんもお気を付けてくださいね。 (2020年6月2日 17時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
ぐるぐる(プロフ) - やぶさん……とんでもなくド変態(笑)汗が好物なんて……良い！(笑)相変わらず激かわな知念ちゃん(o´艸`)幸せな休日になれたかな〜^^？ (2019年9月13日 23時) (レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - みるみるみるきーさん» おお、そんなに喜んでもらえるとなにやらテレるな(笑)再録面倒だと思ってたけど、みるちゃんのためにも頑張るね♪ (2019年8月17日 23時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2019年3月30日 16時
