ソフトなバンクのホークス？ ページ32
話が始まって40分くらい経ったけど、私が会話に入る事は一度も無かったし、もうそろそろチャイムが鳴るよ。
そんな疎外感にまみれた私が言いたい事はただ１つ。
私、いりました？ です。
いやね、ヒーローに興味ない私も悪いのかもしれないけどさ、完璧に三穂さんの趣味で決まっちゃってんじゃん。
相澤先生も、常闇くんとやらがそこに職場体験行ってたからか、良いんじゃねみたいな雰囲気だったもんだから、益々置いてけぼりだし。
私この1時間何してた？否、何も。
ホークスって、あれだろ、球団だろ知ってるよ。
私ら打って投げて走るのかな。
不安だなあ、絶対違うけど、うん。
…的なことをさ、ずっと考えてる。
なんでかわかる？
暇だからだよ。
1人で考えてもドゥードゥー巡りだし、誰ですか、だけでも聞けばよかったわ…と1人で後悔していると、相澤先生がおもむろに席を立った。
それとほぼ同時にチャイムが鳴ったので、ああ、話が終わったのか、と私も顔を上げて、三穂の方を見る。
「A！」
「うお」
目が合った瞬間、三穂は興奮冷めやまない様子で大きな目を光らせて私に熱烈なハグを贈ってきた。
いきなりだったもんだから、私が衝撃を受け止めきれず、2人とも椅子から転げ落ちてしまったが、三穂は気にせず私に抱きついたままだ。暑い。
「み、みほさん、キツイ…」
「Aうるさい！それよりホークスのとこだよ！私たち！オッケーもらったんだってさ！」
「ほ、ほえ…」
なんで私がうるさいって言われないとなんだ、とキレようかと思ったが、ガチで三穂が喜んでいるので取り敢えず頭を撫でておいた。
教室に戻ってからカラスの(違う)常闇くんに、ホークスの事務所はどうだったのか聞いてみたが、『あそこは、はやすぎる』としか言ってくれなかった。
「Aちゃんたち、職場体験なんだって？！」
席で悶々としていると、後ろから可愛らしい声が。
「ああ…お茶子ちゃん、うん、ホークス？のとこに」
私はよくわかんないんだけどね、と苦笑すると、お茶子ちゃんは驚いたように元から丸い目を更に丸くさせた。
「ホークス！今すごい人気なヒーローなんだよ！実力もあるし！そっかあ、頑張ってね！」
まあわたしも頑張らないとなんだけど、お茶子ちゃんはそう言って麗らかな笑みを浮かべた。
そしてわたしは気付いた。
「スマホで調べれば良いんじゃん」
この後一瞬で死ぬほど情報が出てきた。
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玲音 - 可愛いかよっ…ｳﾞｯ(心肺停止) (2018年7月9日 2時) (
レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 紫苑さん» そうですよね、やっぱりお風呂って言えばluckyスケベですよね。縁はないんですけどね。好きです。 (2018年7月8日 14時) (レス) id: 516ccbe87e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - セコム轟っょぃ。洸太くんこっち落ちてきたってことは…お察しですよね(ﾆﾔﾆﾔ (2018年7月8日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 山田中さん» はい。更新楽しみに待ってます。 (2018年5月12日 8時) (レス) id: 20aecf2dbb (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！とても励みになります…嬉しいです。最近忙しくてなかなか更新できなかったのですが頑張りますね！ (2018年5月12日 8時) (レス) id: 24db06f8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田中 | 作成日時：2018年5月3日 23時
