【銀魂】真選組の小娘ちゃん ３

第103訓 叫び過ぎは良くない ページ17

また子side


ま「たくどこ行ったんスか武市先輩は！」


港に船を着けてそうそう、武市先輩がいなくなった。一体どこで何をしているんだ。こっちは多忙だってのに。まさか外に出て自分好みの幼女でも探しているのか。その可能性は大いにありうるっス。あの変態ロリコン野郎なら。

もう一度辺りを探してもいないので、先ほど行った甲板にもう一度行くことにした。





廊下を歩いて行くと、甲板に出る扉が見えて来た。その扉は少し開いていて、外からの光が漏れている。武市先輩？



船員は武市先輩以外誰一人外に出ていないので、私は武市先輩が甲板の所にいると思い、扉を開けながらそこにいるであろう武市変態に怒りをぶつけた。





ま「武市先輩！どこ行ってたんスか！探したんスよ！」

変「おやまた子さん、何ですか騒々しい。」

ま「誰のせいだと思ってッ、！？」



そこにいたのは武市先輩以外にもう二人。

あの忌々しい黒い制服を着た二人の人間。おそらく両方未成年。その上何故かきなこ棒をバクバク食べている少女は本当にまだ幼く見える。

というか、あの少女は、絶対に武市変態が好んで連れて来たんじゃ…、



「お茶。」

変「はいはいそんなに急がずに、ゆっくり食べなさい。」

ま「って、なに餌付けしてんスかッ！一体どっから連れて来たんスかこのロリコン！！！」

変「ロリコンじゃありませんフェミニストどぇす。」

ま「どぇす。じゃねーっスよ！急にいなくなったと思ったら何いたいけな少女連れて来てんスかっ！ロリコンも大概にして下さいっス！！！」



そしてそれよりもっと重大な問題がある。なぜ真選組がここにいる。あの少女だけならともかく、その隣にいるなんかムカつくアイマスクをつけた栗毛の少年もいるとこから、おそらく武市変態が少女が一人でいるところを目を付けて故意で連れ込んだ訳ではなさそうだ。


あの変態ロリコン野郎、よりによって真選組の少女をここに連れて来るなんて。いや前々からひっそり目を付けてたのは知ってたっスけど。下手したらこっちの情報全部持ってかれるっスよ。




変「いやね、何かお困りのようだったので少しでも力になれたらと思いまして。」

ま「何考えてんスか敵っスよ！マジでいい加減にして下さいっス！！！」

「あのさー、こっちも一応あなた達を逮捕しなきゃいけない立場なんだけどさー。」

変「どうぞ好きにしなさい。あなたになら逮捕されても構いませんよ。」

ま「死ねクソ変態ロリコン野郎！！！」

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