ある日突然信頼度が見えるようになった

めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ5 ページ5

「それで、用事ってなんですか？」

『Aさぁ､僕がAをどれだけ好きかってわかってるんでしょ？と言うより見えてるんでしょ？伊地知から聞いた』

伊地知さん( ˘ᾥ˘ )許さないっちゃ☆
でもバレたもんは仕方ない。

「そうですよ｡だから何ですか」

『僕､Aへの愛だったら誰にも負けないから｡ただそういう僕からの愛を受け入れる覚悟をさせに来たってだけ』

うわあきっしょ私こういう系無理

『そんなこんなだからいつでも僕のところに堕ちて来ていいんだよ』

うわきも
誰か助けてこいつ変態だわ

おまわりさーん助けてー

『悟ぅ、あんまりAいじめんなよな』

その声はッ！

『俺パンダだけどそういうのめんどくさいっていうのはわかるぞ』

「パンダ先輩っ！」

oh......愛しのマイエンジェルパンダ先輩ではあーりませんか｡

〈27〉

パンダ先輩も意外と私の事好きなんですね。パンダなのに。

『何？パンダお前僕の恋路を邪魔しに来たの？』

もうやだこの人

『まぁそんなカッカすんなって。俺らは学長からの伝言をAに伝えにきただけだぞ』

「ツナマヨ」

いつの間にか狗巻先輩もいた。
それにしても学長からの伝言って何だろう。

『それなら早く終わらせてくれる？僕今取り込み中だから』

あからさまにオープンにしてきたな｡自制無しかよ

『おっけー｡A､手短に言うとお前明日から京都校にしばらく滞在することになったぞ｡棘と一緒にな。』

『ツナツナ』

まああああじでえええええ！？！？！？

「聞いてないっすよそんな」

『聞いてないよ！？そんなの！』

なんであんたがそんなに過剰反応するんですか｡

『連絡しなきゃいけなかった担当がミスって連絡忘れてたんだとよ｡ちなみにプチ交換留学みたいなもんだから京都校からもメカ丸と西宮が来るぞー』

やったー！京都だー！清水寺行った後源氏巡りしよー！

ガシッ

こんにちは｡五条先生に腕をホールドされました｡Aです。

『行けると思ってんの？そんなの僕が全権力駆使して中止にさせてあげるよ』

『はーいウェイトウェイト｡悟手を離せー』

頼りになるっす！先輩！もう一生着いていくっす！
狗巻先輩も見たことないようなゴミ見る目してんじゃないすか！ほら！五条先生！手を離してください!

パンダ先輩が五条先生の手を退けようと私達の手に触れた。

いや、正確には触れる直前で止まった､というより極端に動きが遅くなった。

「先生!なに無下限使ってんすか!」

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