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めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ4 ページ4

自販機で杏仁豆腐系炭酸飲料を買って飲んでいると、だんだん気分が落ち着いてきた。

つまりはあれだ。

真希さんは私の事を嫌っていなかった。それどころか好意すら抱いてくれていた。

そして

「虎杖君…」

そう。問題は虎杖君だ。彼は確実に私を好いている。確実に。

「どうしたもんかな」

『どうしたって何がよ』

急に声をかけられて驚いて振り向くと、釘崎ちゃんがいた。

〈12〉

あっ、やっぱり女の子の数値はこんぐらいが普通なんだ。

『どうしたのよ。ボケっとしてもしかして恋〜?』

ひゅーーなどとからかってくる野薔薇ちゃんにどうだろうねぇと返すと

『で?実際誰派なの?誰がタイプよ』

と聞かれた。

危うくお医者さん飲料吹き出すとこだった。

「だ、誰派って言われてもねぇ…うぅーん」

『伏黒?狗巻先輩?虎杖?まさかあのクズ教師とか言い出すんじゃ無いでしょうね』

いやー、五条先生は無いかな。うん。無理だわ。

『クズ教師とは聞き捨てならないなぁ』

そう言って目隠しをした高身長白髪が現れた。

『あんたはクズ教師以外に表現しようがないでしょ』

いつも通りの野薔薇ちゃんの辛抱な言葉。酷いなぁなんて返す五条先生の言葉。
私の耳にはそれらは入ってこなかった。

〈1297〉

これが五条先生の頭上に現れた数字。つまりこれは…

ここまで来て私は考えるのをやめた。

見えたから何だ。別に何にも関係が変わる訳でもないし数値が見えているのも私と伊地知さんぐらいしか知らないはずだ。

大丈夫。平静を装える。

「先生はどうしてここに?」

自然な会話を試みよう。なんとかなるさ。

『確かにそうね。あんたがこの辺りに来るなんて珍しいじゃない』

『あー、ちょっとAに用事があってね。』

私っすか?
私何かやらかしたか?うーーん。心当たりは無いなぁ。
私っていい子ちゃんだからなぁ

『Aに?じゃあA、私先に教室戻ってるから話し終わったらさっと来いよー』

「了解でーす」

そうして野薔薇ちゃんはどこかへ行ってしまった。
しかし用事とは何だろう。きっとこの人の事だ。どうせしょうもないことだろう。

「それで、用事ってなんですか?」

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善良(ぜんら)(プロフ) - 続編公開しました (2022年5月14日 18時) (レス) id: 130d797b81 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 続編のパスワード教えて貰えませんか? (2022年3月21日 16時) (レス) id: f998eec890 (このIDを非表示/違反報告)
友希那(すぐるっちの恋人) - 続編パスワード教えてくれませんか? (2022年1月31日 22時) (レス) @page27 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - すみません、続編のパスワード教えて貰えませんか、? (2022年1月28日 20時) (レス) @page27 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - まだ更新しておりますか? (2022年1月2日 22時) (レス) id: cfba35088c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木の木 | 作成日時:2021年3月25日 16時

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