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めげないしょげない諦めない何があっても泣いちゃダメ13 ページ13

「ここが京都…!」

我々は遂に京都の地に降り立ったのだ。

『君達やっと来ましたか。』

「伊地知さん!どうしてここに?」

そこにいたのは伊地知さんだった。
怒りが込み上げてきますわぁ…こいつがあのクソ教師に呪霊の事言ったから私は帰ってから地獄を見るはめになったんすよ…
そんな怒りをこめて伊地知さんを睨んでいると

すっと目の前に出されたまん丸サングラス。

『五条さんからAさんへのプレゼントです。人と話す時にどこを見ればいいのか困って目が泳いで怪しまれるかもしれないからと。』

「アリガトウゴザイマス」

なんやあの人。意外と粋な心遣いできるんやな。
正直いつもあの人が外行き用につけてるサングラスと瓜二つだから抵抗はあるものの無いよりかは幾分マシだ。

つけてみると随分と顔の形に合っているようでめちゃくちゃフィットした。

「どうして伊地知さんはここに居るんですか?」

『あぁ、それはですね、そのサングラスは元々五条さんが持ってくる予定だったのですが急用が入ってしまい…私が代わりに届けに来たという訳です。』

そう言って伊地知さんはやつれた顔で静かにハハハと笑った。あっ...(察し)

「お疲れ様です。ありがとうございます。」

あの五条さんの事だからどうせまた伊地知さんにガン飛ばしたりでもしたのだろう。伊地知さん睨んでごめんね。心中お察ししますわ。

何か申し訳なくなったので少しお辞儀をしながら礼を言うと

『Aさんこそ、頑張ってくださいね』

と言ってきた。

何かムカッと来た。

なぜかイラッときた。

なので今まで見てあげないでおこうと目を逸らしていたものをしっかりと見てやった。

好感度は

〈120〉

その上に新しく表示されたやつは

〈3〉

特になんの驚きもない。これサングラス要らんわ。

その時伊地知さんの電話に着信が入った。

『失礼』

伊地知さんはそう言って私達から少し離れた場所で誰かと話し始めた。

ちょうど通勤ラッシュが終わった時間なので駅のホームに人はまばらだ。私と狗巻先輩は近くのベンチに腰掛けた。

『嘘でしょう!?』

突然伊地知さんが大声を出した。
近くにいた人がぎょっとした表情で伊地知さんを一瞬見たがすぐに興味を失ったようだ。

その後しばらく伊地知さんは 『どういう事ですか』『なんでそんな事に』等と言っていたが、今はやっと落ち着いた様で『失礼します…』と言って電話を切ってようやく戻って来ると

私は衝撃の事実を知らされた。

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善良(ぜんら)(プロフ) - 続編公開しました (2022年5月14日 18時) (レス) id: 130d797b81 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 続編のパスワード教えて貰えませんか? (2022年3月21日 16時) (レス) id: f998eec890 (このIDを非表示/違反報告)
友希那(すぐるっちの恋人) - 続編パスワード教えてくれませんか? (2022年1月31日 22時) (レス) @page27 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - すみません、続編のパスワード教えて貰えませんか、? (2022年1月28日 20時) (レス) @page27 id: 7f38ffe42c (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - まだ更新しておりますか? (2022年1月2日 22時) (レス) id: cfba35088c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木の木 | 作成日時:2021年3月25日 16時

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