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藍子「え…？」
「誘われたんです。俺も『梵天を裏切らないか？』って。けど、藍子さんのあの言葉のおかげで裏切らずに済んだんですよ」
藍子「…いつ、その誘いを受けたんですか？」
「…藍子さんに会った時にはもう誘われてました」
つまり、私が上から目線で説教した時点でこの人は裏切る可能性があったかもしれないってこと？
危険すぎるだろ
私があの上から目線の説教がなかったら裏切られてたかもしれないの？
うわぁ…なんだよ、その分岐点。怖すぎるんだが？
「迷ってたんです。同僚たちの話を断ったら俺は弱いヤツだって思われるんじゃないかって…けど、裏切りたくなくて…
藍子さんに言われた言葉一つ一つが俺に刺さって…だから、裏切らずに済んだんです」
鶴蝶「相談にも来たし、こいつは何にも関与してない。だから裏切り者の対象にはならなかった。藍子のおかげでだ」
藍子「そんな大層なことしてないですよ…」
全てたまたま、偶然の出来事だ。感謝されるのは違う気がする
藍子「田中さん…あの時自信がなさそうだったのは迷ってたからですか？」
そう聞くと田中さんは頷いた
「こんな気持ちで梵天にいてもいいのか、ずっと考えてたので」
藍子「…梵天を裏切らない。それが、田中さんの決断なんですね」
「はい、たとえ同僚をこの手で殺めることになっても…」
…えっと…私、ただの見学会的な感じで見に来たんだけど？
場違い過ぎない？てか、熱量違いすぎんか？
蘭「ほら、着いたぞ」
外を見てみるとそこは港に近い廃工場だった
三途「行くぞ」
三途さんについて廃工場の中へと足を進める
中には目隠しと拘束をされた1人の男がいた
藍子「この人達は…？」
三途「分かんだろ？こいつの同僚で裏切り者だ」
紹介されたところで『だから？』としかならない私は薄情だろうか
けど、本当に知らねぇんだもんよ。誰だよ。
藍子「この人たちがおばあちゃんへの内通者…？」
轡はされてないから話すことはできるんだろう
話すことなんかないけど…
「待ってくれ！違う！本当に違う！俺は、俺たちはただ嵌められただけだ！」
藍子「嵌められた…？誰に…？」
「何も、何も知らなかったんだ！俺はただ、藍子さんの婆さんが近況を知りたがってるって、そう言われて…けど、相手はカタギだから詳しくは話してない！元気でやってるってくらいしか…！」
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滴 - 面白かった((鼻血 夢主ちゃん大好きです;; 神様仏様菜々子様です(( (2月11日 0時) (
レス) @page38 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
kihararoko(プロフ) - 無理しないでくださいね？僕も完結までついていきます！(○p>ω<)尸" ﾌﾚｰﾌﾚｰ☆ (2月9日 14時) (レス) id: 7726a1bcf7 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 更新はゆっくりでいいので楽しみにしてますっっ!! 無理しないでくださいねっ! 応援してます&完結まで着いていきますです!! (2月8日 22時) (レス) id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - 滴さん» 嬉しい感想ありがとうございます！毎話夢主ちゃんの良さを引き出したり、少しでも笑っていただけたらと思いながら書いてます。褒めて下さってありがとうございます！これからも頑張りたいと思います！ (2月8日 20時) (レス) id: b73c3396cf (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - kihararokoさん» 感想ありがとうございます！最新話はいろいろ悩んで考え抜いて少しでもヒロインの本気度が伝わればと思って書いたので嬉しいです！ (2月8日 19時) (レス) id: b73c3396cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2024年3月29日 12時
