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藍子は言うなって言ったけど…
私も前園もかなり不安になってる
やっぱり無理がある
片岡「よし、ラスト一球！最後まで集中力を切らすな！」
「「「はい！」」」
30分経ってるし、もうすぐ練習も終わる
バレないようにする方が無理だ
奏良「これ、さすがにヤバい気がする…」
前園「これ、バレずに終われるわけないやろ…」
御幸「何話してんだ、お前ら？」
奏良「っ！か、一也か…びっくりした」
背後から来ないでくれ
めちゃくちゃ怖かった…
せめて気配を出してくれ←
御幸「で？何がバレるって？」
奏良「いや…その…」
これ、言ったら確実に倉持に伝わるやつだ
どうしようか…
どっちにしろバレるなら早い方がいい？
いや、そういう問題でもないよな…
御幸「…誰にも言わねぇから言ってみろ」
奏良「え？」
エスパーかよ
御幸「言われたら困ることなんだろ？何があった？」
変なの
一也の笑顔って無駄に安心感あるんだよね
奏良「実は…」
私は藍子のことを一也に話した
御幸「なんで俺らに相談しなかった」
顔怖っ！
奏良「ごめんなさい…」
そりゃそうだよね
大切な幼なじみとマネージャー
一言くらい言ってほしいって思うのが当たり前か
でも、なんだろ…なんか、怖い…
前園「御幸、谷津重が悪いんとちゃう。そんな怖い顔してたら、話せるものも話せんやろが。
それに、藍子が選手に負担をかけなくないって聞かんかったんや。谷津重責めるのは違うやろ」
前園はそう言ってくれるけど、そうじゃないんだ
話すとか話せないとかじゃない
御幸「…っ悪い」
奏良「ぁ…ごめ…なさ…」
怖いんだ…
怖くなるとすぐに謝る、私の悪い癖
御幸「…悪い、奏良。だいぶビビらせたな」
前園「いや、実際かなり怖かったしな」
違う、大丈夫だよ
そう言いたいのに声が出ない
恐怖で声が出ない…
あぁ、私はまだ引きづってるのか…
あの時の恐怖を…
おかしいな、あの時とは違うのに…
もう、ここにはお母さんはいないのに…
奏良「ごめん、なさ…」
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (
レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年7月7日 20時
