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奏良「なんか、すごい人達と一緒だと少し緊張する…」
いや、少しどころじゃない
かなり、というかマジで場違いな気がして仕方ない
澄川「大丈夫ですよ。確かに洋くんも一くんもすごい人ですけど、私は普通の人なので」
な に い っ て ん だ
自分がすごいことを自覚してないのか
いや、自覚してるのも嫌だけどさ
私から見たら普通ではない
奏良「いや、澄川さんは絵でたくさん賞もらってるのに…」
澄川「谷津重さんだって写真部でかなり活躍してますよね」
活躍って言っても澄川さんに比べたらそんなことない
澄川「夕日の写真とか、花や草木。私、谷津重さんの写真好きなんですよね」
私の写真が好き？
奏良「え…？」
澄川「自然と心が暖かくなる…そんな写真を撮る谷津重さんはすごいですよ。自信もって下さい」
奏良「そんなふうに言われたことなかった…ありがとう」
心が暖かくなる写真、か
そう思ってくれてたんだ
『この間、写真部の展示会に行ったんですよ。そしたら谷津重さんの撮った写真もあって…それを見た時からずっと声をかけたいな…って思ってたんです』
前、そう言って声をかけてくれたっけ
御幸「あ、二人とも。オリエンテーリングの道順決めるぞ」
そうか、班が決まったところから話し合いが始まるのか
澄川「分かりました。と言っても、私運動苦手なのでお役に立てるか分かりませんけど」
奏良「私も苦手…」
運動か、絶対足でまといになるな
倉持「大丈夫だって。最初から飛ばしたりしねぇから」
御幸「休憩しないとバテるよな」
あ、結構考えてるんだな、この2人
澄川「どうかしましたか？」
思ってることが顔に出てたかな
奏良「いや、ちゃんと考えてるのが意外で…」
めちゃくちゃ失礼な気もするけど
澄川「あの2人ですか？」
奏良「うん。御幸くんは一人でいるか倉持くんや澄川さんと話してることが多いし、倉持くんは何も考えずに行きそうなイメージだったから…
あ、ごめん。澄川さんは倉持の彼女なのに…」
しまった…イメージだけで話しちゃった
しかも、人の彼氏と幼なじみ
やらかしたな
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菜々子(プロフ) - 宇治抹茶さん» ありがとうございます。嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年7月8日 16時) (
レス) id: ddff79cd95 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 面白かったです。続編早く読みたいです頑張ってください (2019年7月8日 7時) (レス) id: 758e7ee19b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年7月7日 20時
