マジックショー4

番外編7 ページ30

なんで私は怖がってるの？

命が関係してるから？

誰かが死ぬのが嫌だから？

分からない

黒南「っはぁ…」

入間「藍子、落ち着け。ゆっくり息しろ…」

過呼吸になりかけた時、銃兎さんが背中をさすって落ち着かせてくれた

入間「…なぁ、藍子。俺には大切な人が死ぬ苦しみは分かんねぇ。でもな、ここまで来たら信じてくれ。

絶対、生きて帰るから。俺らも、そして、摩天楼も。勝負は手は抜かない。だからって簡単に死にはしない。

それは、お前が1番分かってるだろ？」

黒南「うん…」

伊弉冉「あ、そーだ！藍子ちゃん、これ、あげる」

そう言って一二三さんは私の手に何かを握らせてくれた

黒南「飴と…カイロ？」

伊弉冉「緊張した時にカイロ持ってたらなんか落ち着くっしょ？

頭が疲れてる時は甘いものがいいって聞いたから！藍子ちゃん、難しく考えてるっぽいから、それ食べて元気出して！

大丈夫！何かあっても、せんせーがいるんだぜ？誰も死なねぇって！」

そう言って一二三さんはニコッと笑っていた

黒南「そう、ですね。ありがとうございます」

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