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ニオイを追い続ける柴原。だが外の風に流され思うように進めない。
柴「せっかくAさんが香水わざと置いてくれたのに…」
綿「あんたが責めることじゃない。まだ手はある筈」
そんな時、陣内が奇妙な事を呟いた。
陣「…A…？ガソリンスタンド？」
車にいた全員が彼の方を向いた。
そしてもう1人。
柊「…この近くにガソリンスタンドありますか！？そこです、Aさんはそこにいます！」
自信の無さげな陣内と違って柊は確信を持っていた。
その理由を綿貫が確認する。
柊「Aさん、今日はテレパシーの異能力を使ってるんです！きっとそれで近くにいたこの車の誰かに送ったんですよ、メッセージ！」
陣「なるほどな、それでガソリンスタンド。棗、ここから1番近いのは？」
棗「次の曲がり角右に言ってくださいニコさん！そこが最寄りです！」
山「振り落とされんなよ！」
見えてきたAの居場所。特捜課メンバーはそれぞれ意識を高める。
課長の葛城が、ガソリンスタンドがある方向へ耳をすませる。
ガソリンを注ぎ終わる音。
荷台の中から、チェーンのような金属音が聞こえる。
そして弱く唸る女性の声と楽しむような男性の声。
葛「全員準備はいいか。ガソリンスタンドからAらしき声と、犯人の声が聞こえた。どちらも荷台から聞こえたから運転手も含めて敵は2人だ。問題ないな？」
綿「当たり前です。絶対ボコボコにします」
綿貫が手袋を装着する。
特捜課とAが合流できるまで、あと＿＿＿＿
・
ガラリ、小窓が開く。
神「なに、えらい静かになったけど殺したの？」
黒「殺す訳ないでしょー。ちょっとお仕置しただけ。ちょ、聞いてくれよ、Aチャン36錠も飲み切ったんだよ〜ハァまじ最高。俺がイクかと思った」
神「きも。すげーな、その子ならドープでも生還できんじゃね？」
黒「あるかもね、俺みたいに」
神「あ、ガソリン入れ終わったからタバコ休憩だけさしてー」
小窓が閉じられて、黒瀬と目が合うのはもう何度目か。
だが先程の会話を聞いたAは、思わず思い出して笑ってしまった。
黒「え、なに、壊しちゃった…？」
『あはっ、ふは、やっぱり貴方ドーパーなんだ』
普通なら答えない質問だが、黒瀬は嬉々として答えた。
黒「俺の事興味湧いた！？俺ね、触れたものや人を見えなくできるんだよ」
だから職質でも凶器やヤクが見つかったことないんだ。と嬉しそうに告げた。
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ましろ(プロフ) - 式波さん» 一気読みありがとうございます！しかも私の癖まで共感いただき…DOPE終了まで駆け抜けます！応援ありがとうございます！ (8月24日 1時) (
レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
式波(プロフ) - 最高すぎて一気読みしました😭😭主人公ちゃんいじめちゃうの癖なので助かりすぎました更新頑張ってください応援してます🥲💕💕 (8月24日 0時) (レス) id: 5b5d0ddc58 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - いとさん» ありがとうございます！引き続き、よろしくお願いします！ (8月13日 21時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
いと - caseBもすごく面白かったです！番外編も楽しみにしてます(^^) (8月13日 19時) (レス) id: ea76c26158 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - いとさん» 嬉しいコメントありがとうございます！現在5話目を執筆中ですので、書き終わり次第あげていきます。どうぞよろしくお願いします！ (8月13日 0時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2025年8月7日 10時
