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ぞろぞろと列になって歩かされるA達。
だが途中から何人かが列から弾き出され、先程見たトラックの方へ連れて行かれていた。
Aの前には柊。ここで別行動になると少し作戦がやりづらいな…とAは考えていた。
黒「あー君たちかぁ、待ってたよ。2人もトラックに」
黒瀬の指示によってトラックへ連れていかれるA達。
行動を起こすなら、今か。絶対に柊を特捜課の元へ連れて行かなければ。
神「逃げないでよ？」
Aの考えを読んだように縄を掴んで離れない神谷。
『(こいつ邪魔…！あと少しだけ…)』
ぽんと放り投げられた先はトラックの荷台前。そこにはAと柊含めて12名程が集められていた。
黒「おお〜！過去一番の大漁だな」
神「時間かかるし早く乗せようぜ。運転するの俺なんだから」
黒「はいはい、その間俺は楽しませて貰うんで」
神「うざ」
そう言いながら彼らは女性達を荷台へ乗せようとし始めた。
今しか無い。一瞬柊に目配せすると、戸惑いつつも彼女も理解した。
彼女がくるりと走り出したのを確認してすぐAは叫んだ。
『殺される！私たち、殺されるんだ！！』
錯乱したかのように叫び出すと、共鳴するかのように荷台前にいた女性達もパニックになり逃走し出す。
「くそっ、逃がすな！」
「商品だぞ、殺すなよ」
大丈夫だ、他の女の子達は目的地に着くまで殺されない。
Aは自分を止めようとする神谷に下段回し蹴りをして走り出す。
柊に追っ手が迫っていたのだ。
Aはその追っ手に体当たりをして引き留める。
振り向きそうになる柊はAさんっ、と零すが、Aが強く止まるな！と大声をあげた。
彼女はAの言いつけを守り、全速力で港を走り抜けていった。
『(良い子だ…あとは…)ぐぅう！』
うつ伏せで倒れていたAを、更に上から踏んで圧迫してくる存在。
黒「あーあー、君のせいで何人か逃げちゃったじゃん」
神「いってーなクソ。こいつ一般人じゃねぇぞ、どうすんだよ」
黒「え、どうもしないよ？」
けろっと言い放った黒瀬は、さぞ愉しそうに笑った。
黒「神谷ー。トラックこの子だけでいいや。他の子コンテナに回して」
神「…別にいいけど」
黒「俺、この子だけで十分だわ。この子のせいで商品減ったんだから、彼女に頑張って貰わなきゃ」
足を退けた後、Aの髪を掴んでこう言った。
黒「いっぱい楽しく遊ぼうねー、Aチャン」
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ましろ(プロフ) - 式波さん» 一気読みありがとうございます！しかも私の癖まで共感いただき…DOPE終了まで駆け抜けます！応援ありがとうございます！ (8月24日 1時) (
レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
式波(プロフ) - 最高すぎて一気読みしました😭😭主人公ちゃんいじめちゃうの癖なので助かりすぎました更新頑張ってください応援してます🥲💕💕 (8月24日 0時) (レス) id: 5b5d0ddc58 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - いとさん» ありがとうございます！引き続き、よろしくお願いします！ (8月13日 21時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
いと - caseBもすごく面白かったです！番外編も楽しみにしてます(^^) (8月13日 19時) (レス) id: ea76c26158 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - いとさん» 嬉しいコメントありがとうございます！現在5話目を執筆中ですので、書き終わり次第あげていきます。どうぞよろしくお願いします！ (8月13日 0時) (レス) id: aa54ca032f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2025年8月7日 10時
