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「珍しいな…ボウヤが俺に電話をかけてくるなんて…」
兄貴のスマホが鳴って、電話に出るとどうやら相手はあのガキだったみたいだ。
ちなみに俺は今仕事を終えて帰ってきたところ。あ、普通に警察の方の仕事ね。最近あっちに呼ばれてないし。そしてこの間からしばらく工藤邸に泊まらせられてる。
「え?秀吉が行方不明?殺人事件に関わった後でか?」
…殺人事件て…おいおい吉のやつ
「とにかくその事件の詳細を…」
「その話、スピーカーホンで私にも聞かせてくれないか?暇で暇で…」
「今なら世界屈指の推理マニアを存分に御利用できますよー!」
ということでガキの話をスピーカーホンにして皆で聞いた。
「なるほど…被害者が増えていく度に将棋盤の脚が減っているというワケか…でも脚の数はフェイクだという事はもう気づいてるよな?」
『ああ…でもさっきも言ったけどその3人にはアリバイがあって…』
「赤井君の弟さんが何かに気づいた様子だったと言っていたが、なぜそうだと思ったんだね?」
『確か名人が前に立ってた人を避けて遺体をのぞき込もうとしたと、キッチンに手を着いた時…何かに触れたみたいで手を押さえてたんだ…
熱かったか冷たかったか知らないけど…
その時目つきが変わったから…』
「その時キッチン台に載っていた物は?」
『大した物載ってなかったよ?製氷皿が2つにミキサーにトースターだったかな?』
「フッ…あるじゃないか…その3人の内の1人のアリバイを作り出せる魔法の道具が…」
『はぁ?んなもんどこに…あー!!そっか!!』
「とにかく事態は急を要するようだ…赤井君とA君と合流して弟さんの身の安全を確認してくれ…」
『え?Aさんもいるの?!』
「あぁ。頼んだよ江戸川コナン君!」
『ああ…わかってる!』
「…それで、俺も行った方が良いんですか?」
「日本警察の君がいた方が赤井君も助かるだろう?」
「ええ、その通りですね。行くぞA」
「…僕仕事終わったばっかり」←
「秀吉が心配じゃないのか?」
「兄貴がいればじゅーぶん。」
「いいから行くぞ」
「…何でいるの?ってガキに聞かれたら兄貴が説明しろよ」
「ああ」
「A君かわいい!♡」
「微笑ましい兄弟だな」
と、のん気(?)な工藤夫妻だった。
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青魔道士 - 面白いです!! 哀ちゃんと夢主くんにめちゃキュンキュンします!! 黒鉄の魚影を見てからこんな小説を探してました!!これからも無理のないように更新頑張って下さいいつまでも待ちます!! (10月17日 7時) (レス) id: 9d0898b86e (このIDを非表示/違反報告)
山さん - ひぇぇぇぇ…………続きが気になり杉田玄白……無理のない程度に更新頑張ってください!!まってまァァァス!! (2022年5月23日 6時) (レス) @page46 id: 3ec1933ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» きゃぁぁありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - やまはさん» ありがとうございます!!更新遅めですがこれからもよろしくお願いします🙇♀️ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 91236cccab (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - んにゃーー、好きです〜。何度も読みに来てしまいます! (2022年3月21日 5時) (レス) @page30 id: c5cc39e3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふー | 作成日時:2021年9月9日 0時