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side：轟
『轟くん』
あの日から幾度めかの昼休み。4限が終わってすぐ茨原が俺の席に来た
「どうした」
『今日の5限は座学みたいだから、お昼寝いらないかなぁって』
「そうか、じゃあ今日は中庭行くのはなしにするってことか？」
寝顔を見ているだけと言われればそうかもしれねぇが、あの時間は俺にとって至福すぎる。今日はなしになるのか、と少し、いやかなり落胆した
『いや、それでね！お弁当…作ってきたんだけど……』
「…え。」
あまり美味しくないかもだけど、とごにょごにょ言う茨原がかわいい。かわいすぎて天を仰ぎたくなるくらいだ。
『たまには中庭で2人でゆっくり食べない？……って』
「…かわいい」
『えっ』
「あ、食べるって言おうとしたんだが、心の声と逆になっちまった。でも当たり前にかわいいぞ」
イチャつくな、という野次を背に受けながら茨原の手を引いて教室を出た。(峰田は血涙を流してた)
・
・
・
『どうかな……？』
作ってくれた弁当を頬張る俺に、茨原が不安そうな顔で問う。いや、こんなん美味しいに決まってるし、お前が作ってくれるなら俺は泥団子だって食える。
「すげぇうまい」
『ほんとう？！よかったぁ…』
うまい、と言うと茨原はほっと胸を撫で下ろした。
「茨原は料理が得意なんだな」
あっという間に全てたいらげ、なんでこんなに美味しいもんが作れるのかと彼女の料理の腕に心底感心した。(彼女エフェクト)
『得意なんかじゃないよー！これもかっちゃんに教えてもらいながら作ったし』
「そうなのか。爆豪はたしか林間の時にすげぇ勢いで野菜切ってたな」
『そう！かっちゃんは料理上手なの。私は得意じゃないけど趣味のひとつって感じかな』
そうか、茨原の趣味は料理をすることなのか、と心の中のメモに書き留めるように頷いた
趣味、………か。
そして、ここで重大なことに気がつく。
＿＿＿俺、茨原の趣味を知らねぇ
今までもよく会話する機会はあったが、大体が茨原が投げかけてくれた質問に俺が返すという形だった。
だから、何が好きなのかとか、休日はどこに行くのかとか。対人関係を築く努力をしてこなかった俺は、好きな女にばかりそれを任せてしまっていた
「茨原！他にも、趣味とかあるのか？」
おまえのこともっと知りたい、と詰め寄ると彼女は少し照れくさそうに口を開いた。
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莉緒(プロフ) - 冷さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです😭💓冷さんの言葉を励みに更新頑張りたいと思います！ゆっくりにはなりますが、待っててください！！ (9月23日 6時) (
レス) id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
冷 - もう本当っ大好きです♡ヒロアカの夢小説で最初に出会ってそれからずっと好きです！応援しています！続き、楽しみに待っています！ (9月20日 16時) (レス) @page13 id: b5ed420d1a (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - コメントありがとうございます！一気読みしてくれたの嬉しすぎます💓💓精一杯頑張るので更新お待ちください！ (8月29日 15時) (レス) id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
ハッピーターン食べよ(プロフ) - 思わず一気読みしちゃいました。続き楽しみにしてます！ (8月29日 9時) (レス) id: 4129a41c73 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - するめさん» コメント励みになります。ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるように頑張ります💓 (8月9日 11時) (レス) id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n484r | 作成日時：2024年7月22日 19時
