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その35 ページ38








「…で家を出て来たと?」




「へっきしっ!……うん、その通り」






風邪をひいたのか、くしゃみが止まらない。




ティシュをもらってずずっと鼻をかむ。





赤井は気を利かせて自身のパーカーやブランケットを貸してくれた。









…降谷が知ったら怒るかな






って何考えてるんだ。





今降谷はどうだっていいんだ。




アイツなんか知らない。












赤井は余った晩御飯のシチューを温めて私にくれた。





ベッドは客間にあるから使っていいと言ってくれた。





使っていいと言ってもここは工藤家だけど。












明日私は公安で仕事がある。




早く寝るに越したことはない。





仕事に集中出来なくなったら終わりだ。






赤井に明日の仕事のことを説明して遠慮なくベッドで眠らせてもらった。
































「うわああああ」





沖矢の服を借りて急いで着替える。




時刻8時前。




完璧に遅刻する時間だ。











一度家に取りに帰る予定だったが、



よくよく考えるとアイツと鉢合わせるかもしれないし、



そんな時間もなくなった。






かなりサイズが大きい気がするが、遅刻には変えられん。





長袖はまくって、ハイネックは少しおろし、長ズボンも裾をあげる。




サイズが大きくても違和感がないようなものを選んだから、大丈夫だろう。






なんと幸運なことに、赤井が送ってくれると言ったので遠慮なくその言葉に甘えさせてもらうことにした。






沖矢の変装に時間をかける赤井を急がせながら、工藤邸を出た。





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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
- 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月7日 14時

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