その33 ページ36
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「ねえ、いい加減にしてくれる」
「それは俺のセリフだな」
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寝間着の格好で間に火花を散らす私たち。
私は降谷を睨みつけ、
降谷は私を見下ろした。
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「本当ありえない。そんな爪の甘さでジンに目付けられてるんじゃないの?」
「余計なお世話だ。公安の仕事も終わっていないやつにとやかく言われる筋合いはない。」
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いつものおふざけと違う。
本気の喧嘩。
甘い空気なんて全くない。
お互い徹夜続きでやっと寝れると思い帰宅したらこれだ。
幸いまだ深夜ではない。
騒いでもご近所は目をつぶってくれる時間だ。
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「最近潜入先での仕事でハニートラップがあったって?その女と浮気でもしてるわけ?」
「お前こそ高橋や風見に媚を売ってるんじゃないか?アイツらには仕事がある。他所を当たれ。」
「媚なんて売ってないし、どこかの喫茶店のバイトさんと違ってね。女子高生に鼻の下伸ばしてんでしょ。」
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ヒートアップする口論。
最初の言い合いから離れ、本格的にお互いの不満をぶつけ合っている。
「…女子高生達はお前と違って可愛げがあるんでね。いくらでもお話しできるよ。」
「は?……じゃあその可愛い可愛い女子高生の所行ってれば?」
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思ってもないことが口から出てしまう。
あ、そろそろやばいかもしれない。
自分の抑えがきかなくなってくる。
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「……ああ。そうする。お前なんかより数倍も可愛いお客様の元に行くことにする。」
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ぶちんっと頭の中で何かが切れる。
頭がかあっと熱くなって眉間にシワがよる。
「っ勝手にそっちに行ってればいい!!
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お前なんか!大っ嫌いだ!!」
盛大に叫び、その場を駆け出す。
簡単に履ける靴を履いて扉を思いっきり開けて外へ出る。
後ろから制止の声も聞こえない。
アイツなんて知らない!
勝手に何処の女のところでも行ってればいいんだ!
無我夢中で暗い空の下を走った。
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いつもありがとうございます!
お気に入り登録数始めて見れたんですけど2500人超えてるんですね…。
評価数もあと少しで700いきそう…。
そんな中お知らせ!
テスト終わったら新しい小説出そうかなって思ってます!
よろしければこちらでも報告しますので!よろしくです!
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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
恋 - 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
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