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その18 ページ21

















沖矢に連れられてきたのは豪邸。





ここは工藤邸。




確かここに住まわせて貰ってるんだっけ…





















沖矢は眼鏡を玄関に起き、中に入って行った。





私は入れずに玄関で棒立ち。









髪から滴る水。



服もビチョビチョで少し透けている。



靴下も勿論、冷たいくらい濡れていた。





少し寒くて二の腕をさすった。





















ボフッ





「っわ」







沖矢が私の頭にバスタオルを落とす。




そのまま、わしゃわしゃと頭を拭いてくれた。




少し雑だけど髪の毛の水をちゃんと吸ってくれる。












「とりあえず、風呂を沸かしたから入れ。」





タオル越しに顔を両手で持たれる。




グイッとそのまま顔を上げられ、翠の瞳と目があった。







「…男の人の家の風呂になんては入れるわけないでしょ」





「…あんなチャラ男に着いて行ったくせによく言うな」







髪が拭き終わったのか、顔もゴシゴシ大きな手で拭かれる。




「メイク取れるんけど」と文句を言うと、フンっと笑われた。






















シャー…




工藤邸のシャワーを浴びる。




流石に豪華な浴槽だ。











あの後「風邪を引かれては困るからな」と無理やり浴室に入れられた。







体まで洗う気はしないので、温まったところでお風呂を出た。






沖矢の物と思われるTシャツとジャージのズボンが置かれていた。




他に着るものもないのでそれを着ることにした。











ぶかぶかだ。




降谷もこれくらいのサイズだった気がする。






降谷より赤井の方が背は高いから少しだけサイズがでかいがそこまで差はない。




そのままスポーツタオルを首にかけ、沖矢の元へ戻る。















「赤井、上がった。」






赤井はまだ沖矢の格好をしていた。




鏡を見ている事からマスクを直しているのだろうか。












「上がったか。」






「うん。ありがとう。赤井の服って大きいね。」







ニコッと笑って言うと赤井は「お前よりはな。」と笑ってくれた。






「…せっかく温まったのにちゃんと拭かないと意味ないだろう。」






沖矢はまた、犬の雫を取るように髪の毛を拭いてくれた。













その時。






ピンポーン






インターホンが鳴った。





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ふゆーれい(プロフ) - ヤ るとかの意味調べたら「おっふ…」ってなったww←中1女子 (2022年7月27日 18時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
- 「その11」でポアロに行ったことないという描写がありましたが、物語冒頭でポアロに行ってませんでしたっけ? (2021年12月22日 3時) (レス) @page14 id: 9b11383033 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ - 失礼します。公安部は警視庁ではなく警察庁ですよ〜 (2021年6月9日 18時) (レス) id: 55904390b6 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いい予感 - 頑張れ (2020年1月13日 21時) (レス) id: e81acf9075 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - クッションにあったソファ投げつけるんですか笑笑 (2019年10月13日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海獅子 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月7日 14時

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